新世紀エヴァンゲリオン 最終話 全セリフ

  1. 2008/10/04(土) 00:32:58|
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新世紀エヴァンゲリオン 最終話 「世界の中心でアイを叫んだけもの」

終わりに存在する世界は、誰だって知っていながら、誰だってたどりつけない場所。だってそこは終わりだから。
少年の心は、何を求め、何を知りたかったのか。
世界の中心にいるのは自分。自分の世界では、中心は自分。
ただ、それだけのことを、少年が知るのに何年の時を必要としたのか。
他人は他人、自分は自分、その世界を確立すれば、他人など怖くはない。
だから、物語は終わる。自分を知り、他人を知る。
ただ、それだけを語りたかったのだから。



アスカ「自分がいなくなること。」
シンジ「でも、こんな自分なら、いなくてもいいと思う。」
レイ「どうして?」
アスカ「だって、私はいらない人間だもの。」
シンジ「やっぱり僕は、いらない子供なんだ!僕のことなんか、どうでもいいんだ!」

ミサト「どうでもいいと思うことで、逃げてるでしょ?」
ミサト「失敗するのがこわいんでしょ?」
ミサト「人から嫌われるのが恐いんでしょ?」
ミサト「弱い自分を見るのが恐いんでしょう?」
シンジ「そんなの、ミサトさんも同じじゃないか!」

ミサト「そうよ。私たちはみんな同じなのよ。」
リツコ「心がどこか欠けているの。」
アスカ「それが恐いの。」
レイ「不安なの。」
ミサト「だから、今、一つになろうとしている。」
アスカ「互いに埋め合おうとしている。」
レイ「それが、補完計画。」
冬月「人は、群れていなければ生きられない。」
ゲンドウ「人は一人で生きていけない。」
リツコ「自分は一人しかいないのに。」
加持「だから辛いんだな。」
アスカ「だからさみしいのよ。」
ミサト「だから、心を、体を重ねたいの。」
レイ「一つになりたいのね。」
冬月「人は、脆く、弱いものでできている。」
リツコ「心も体も、脆くて弱いものでできている。」
ゲンドウ「だから、お互いに補完し合わねばならない。」
ゲンドウ「そうしなければ生きていけないからだ。」

レイ「なぜ、生きてるの?」
アスカ「それを知りたくて、生きてるのかな?」
レイ「誰のために生きてるの?」
アスカ「もちろん、私のためよ。」
シンジ「多分、自分のために。」
レイ「生きていて嬉しい?」
シンジ「分からない。」
レイ「生きていて嬉しい?」
アスカ「嬉しいに決まってるわよ。」
レイ「生きていて嬉しい?」
ミサト「楽しいことしか、したくないの。」

加持「さみしいのは、嫌いかい?」
シンジ「好きじゃないです。」
加持「辛いのは、嫌いかい?」
ミサト「好きじゃないわ。」
加持「だから逃げるのか?」
ミサト「そうよ。嫌なことから逃げ出して、何が悪いって言うのよ!」

シンジ「逃げちゃだめだ。」
レイ「どうして逃げてはいけないの?」
シンジ「逃げたら辛いんだ!」
レイ「辛いことから逃げ出したのに?」
シンジ「辛かったんだよ!」
アスカ「辛いことが分かってるんなら、それでいいじゃん。」
ミサト「そう。辛かったら逃げてもいいのよ。」
レイ「本当に嫌だったら、逃げ出してもいいの。」
シンジ「でも嫌だ!逃げるのはもう嫌なんだよ!」
シンジ「そう、逃げちゃだめなんだ!」
ミサト「それは、ただ逃げるほうがもっと辛いと感じているからよ。」
アスカ「逃げ出した辛さを知ったから。」
レイ「だから逃げるのが嫌なのね。」
シンジ「だって、逃げ出したら誰も相手にしてくれないんだ!」
シンジ「僕を捨てないで。お願いだから、僕を捨てないで!」
リツコ「人の言うことにはおとなしく素直に従う。それがあの子の処世術じゃなの?」
シンジ「そうだよ、そうしないとまた捨てられちゃうんだ。」
アスカ「自分が傷つくのが恐いんでしょう。」
ミサト「そう思い込んでいるだけでしょ?」
ケンスケ「傷ついているのは、シンジ一人だけじゃないよ。」
トウジ「難儀なんは、おまえ一人やないでぇ。」
ヒカリ「そう考えると楽だから、そう思っているだけね。」
シンジ「うるさい!そんなの関係ないよ!僕のことなんか、どうでもいいんだ!」
ミサト「そうやって、すぐに自分の価値を放り出す。」
レイ「私には、何もないもの。」
アスカ「まぁた、価値がないんだ、と思い込む!」
ミサト「そう思って何もしなければ、傷つくこともないもの。」
アスカ「人に誉められることで、自分を維持しているのよ。」
シンジ「誰も僕を受け入れてくれないんだ。」
ミサト「そう思い込んでいるだけでしょ?」
シンジ「だから僕は、エヴァに乗らなきゃいけない。」
ミサト「自分には、最初から価値がないと思い込んでいるだけなんでしょ?」
シンジ「そうしなきゃいけないんだ!」
ケンスケ「そんな事ないさ。」
トウジ「そう思い込んでるだけやで。きっと。」
シンジ「違う。僕に価値はない。誇れるものがない。」
アスカ「だからエヴァに乗ってる。」
シンジ「エヴァに乗ることで、僕は僕でいられる。」
アスカ「エヴァに乗ることで、私は私でいられる。」
シンジ「エヴァに乗る前の僕には、何もなかった。」

シンジ「僕はエヴァに乗っているからここにいられる。」
アスカ「他には何もないの。」
レイ「他には何もないもの。」
シンジ「僕には何もない。何もないんだ。」
シンジ「僕にはない。」
シンジ「僕は、僕が嫌いなんだ。」

アスカ「あんたなんか、嫌い、嫌い!大っ嫌い!」
トウジ「おまえなんか、大っ嫌いや!」
ケンスケ「僕は嫌いだな、君のことが。」
ヒカリ「ごめんなさい、あなたのこと嫌いなの。」
リツコ「嫌いね。」
マコト「嫌いですね。」
シゲル「嫌いだよ。」
マヤ「嫌いです。あなたのこと。」
加持「嫌いだな、君のことが。」
ミサト「大っ嫌い!」

シンジ「ほら、みんなそう思ってる。」
シンジ「きっとそう思ってるんだ!」
レイ「そう思い込んでいるだけでしょ。」
シンジ「違う!だって、僕は僕が嫌いだもの!」
レイ「だから、みんなもそうだと思い込んでる。」
アスカ「嫌い、嫌い!大っ嫌い!」
シンジ「でも、誉めてくれるんだ。」
シンジ「エヴァに乗ると、誉めてくれるんだ!」
シンジ「人に誉められたんだ。」
シンジ「人に誉められたんだ!」
レイ「どちらがほんとの気持ちなの?」
シンジ「分からない。いや、どっちもほんとの気持ちだ。」
ミサト「だからエヴァに乗るのね。」
シンジ「今の僕には、エヴァしかないから。」
レイ「そうしないと自分が保てないのね。」
ミサト「確かにエヴァ初号機は、あなたの心の一部だわ。」
リツコ「けどエヴァにすがっていると、エヴァそのものがあなた自身になってしまう。」
加持「エヴァそのものが君のすべてになってしまう。」
ミサト「本当のあなた自身は、どこにもいなくなってしまうのよ。」
シンジ「いいんだ!もともと僕には何にもなかったんだ。習っていたチェロだって、何にもならなかったんだ。」
アスカ「自分から何もしなかっただけじゃないの。」
シンジ「でも、今はエヴァに乗れるんだ!」
アスカ「で、そのうちエヴァがなければ何もできなくなるのよ。私みたいに。」
シンジ「それが僕のすべてだから。」

シンジ「雨、憂鬱な気分。僕の気分みたいだ。好きじゃない。」
レイ「夕日。消えていく命。私の願い。好きじゃない。」
アスカ「朝。今日の始まり。嫌な一日の始まり。好きじゃない。」
シンジ「青い空。暖かいもの。慣れないもの。恐いもの。いらないもの。好きじゃない。」
アスカ「みんな、みんな、大っ嫌い!」

ミサト「何を願うの?」
アスカ「何がほしいの?」
レイ「何を求めているの?」

アスカ「私を嫌わないで!」
シンジ「恐いものは」
レイ「ほしいものは」
シンジ「そばにいてもいいの?」
レイ「ここにいてもいいの?」
アスカ「私のこと、好き?」

アスカ「ママのところに行きたいの?」
アスカ「行きたくない。」
シンジ「お父さんのところへ行かないの?」
シンジ「行きたくない。」
レイ「どうして?」
シンジ「嫌われるのが恐いから。」
アスカ「私が消えてしまうかもしれないから。」
ミサト「何を願うの?」
レイ「何を求めるの?」
ユイ「幸せではないのね。」
シンジ「その前にほしいんだ。僕に価値がほしいんだ。誰も僕を捨てない、大事にしてくれるだけの。」
ユイ「それはあなた自身で認めるしかないのよ。自分の価値を。」
シンジ「僕には価値がない…」
アスカ「生きていくだけの価値がない。」
レイ「では、あなたは何?」
シンジ「じゃあ、僕って何?僕って何なんだ!」

シンジ「これは…僕だ!僕を他人に見せている形。僕という記号だ!これも、これも、これも、みんな僕をあらわすものに過ぎない。」
シンジ「僕を他人に認識させているものに過ぎない。じゃあ僕って何だ?」
シンジ「これは僕、本当の僕。偽りの僕。」
レイ「あなたはあなた。ただ、あなた自身の広がりと、境目があるの。」
シンジ「そうだ。僕の服、僕の靴、僕の部屋。」
シンジ「それらは僕の一部。」
レイ「あなたの意識で繋がっている、モノ。」
シンジ「僕と感じているものが僕。僕は僕自身でしかないのか?」
シンジ「でも僕が分からない、僕はどこにいるんだ?僕って何なんだ!僕って何なんだ!」
シンジ「誰も僕のことなんか分かってくれないんだ!」
アスカ「あんたバカぁ?そんなの、あったりまえじゃん!誰もあんたのことなんて、わかんないわよ!」
ミサト「あなたのことをいたわり、理解できるのは、あなた自身しかいないのよ。」
レイ「だから、自分を大事にしなさい。」
シンジ「そんな事言ったって、自分がないんだ、分からないんだ!大事にできるわけないよ!」
レイ「やはり、不安なのよ。」
ミサト「今のあなた。」
アスカ「今のあなたの周りの人々。」
レイ「今のあなたを取り巻く環境。」
ミサト「どれもずっと永遠に続くものではないわ。」
アスカ「あなたの時間は常に流れ、」
レイ「あなたの世界は変化の連続でできている。」
レイ「何よりも、あなたの心次第でいつでも変わるものなのよ。」

シンジ「これは?何もない世界。誰もいない世界。」
シンジ「自由の世界。」
シンジ「自由?」
シンジ「何者にも束縛されない、自由の世界だよ。」
シンジ「これが自由?」
シンジ「そ。自由の世界。」
レイ「その代わりに、何もない。」
シンジ「僕が考えない限り。」
ミサト「そう。あなたが考えない限り。」
シンジ「そんな、どうしたらいいのか分かんないよ。」
レイ「不安なのね。」
アスカ「自分のイメージがないのね。」
シンジ「漠然としすぎてる。」
ミサト「何もつかめない世界。」
加持「君の好きにしていい世界。」
ミサト「けど、あなたは不安なのね。」
冬月「どうしたらいいのか、分からないのかね?」
シンジ「どうしたらいいんですか?」
ゲンドウ「不自由をやろう。」
アスカ「ほら、これで天地ができたわ。」
レイ「でもこれで、自由が一つ、消えた。」
ミサト「あなたは地に立たなければならない。」
加持「だが、君は安心する。」
マコト「自分の心が少し楽になったから。」
シゲル「そして、歩いていく。」
マヤ「それは、あなたの意志。」
シンジ「これが、僕の意志?」
リツコ「世界に地が存在するのは、あなたの周りの世界。」
トウジ「せやけど、おまえは自由に動けるんや。」
ケンスケ「その気になれば世界の位置を変える事もできるさ。」
ヒカリ「そして、世界の位置も常に同じところではないの。」
加持「時の流れとともに、変わっていくものさ。」
冬月「君自身も変わる事ができる。」
ゲンドウ「おまえをかたどっているのは、おまえ自身の心と、その周りの世界だからな。」
リツコ「だって、これはあなたの世界ですもの。」
ミサト「あなたが捉えている、現実の形なのよ。」
シンジ「これは…何もない空間。何もない世界。僕のほかには何もない世界。僕がよく分からなくなっていく。」
シンジ「自分がなくなっていく感じ。僕という存在が消えていく。」
ユイ「ここには、あなたしかいないからよ。」
シンジ「僕しかいないから?」
ユイ「自分以外の存在がないと、あなたは自分の形が分からないから。」
シンジ「自分の形…」
ミサト「そう。他の人の形を見る事で、自分の形を知っている。」
アスカ「他の人との壁を見る事で、自分の形をイメージしている。」
レイ「あなたは、他の人がいないと自分が見えないの。」
シンジ「他の人がいるから、自分がいられるんじゃないか。一人は、どこまで行っても一人じゃないか。世界はみんな僕だけだ!」
ミサト「他人との違いを認識する事で、自分をかたどっているのね。」
レイ「一番最初の他人は、母親。」
アスカ「母親は、あなたとは違う人間なのよ。」
シンジ「そう、僕は僕だ。ただ、他の人たちが僕の心の形を作っているのも確かなんだ!」
ミサト「そうよ。碇シンジ君。」
アスカ「やっと分かったの?」

アスカ「バカシンジ!」
アスカ「ようやくお目覚めね、バカシンジ。」
シンジ「なんだ、アスカか。」
アスカ「なんだとは何よ、こうして毎朝遅刻しないように、起こしに来てやってるのに、それが幼なじみにささげる感謝の言葉ぁ?」
シンジ「うん、ありがとう…だから、もう少し、寝かせて…」
アスカ「何甘えてんの!もぉ、さっさと起きなさいよ!」
アスカ「ギャー!エッチ、バカ!ヘンタイ!信じらんない!」
シンジ「仕方ないだろ!朝なんだから!」

ユイ「シンジったら、せっかくアスカちゃんが迎えに来てくれているのに、仕様のない子ね。」
ゲンドウ「ああ。」
ユイ「あなたも、新聞ばかり読んでないで、さっさと支度してください!」
ゲンドウ「ああ。」
ユイ「もう、いい年してシンジと変わんないんだから…」
ゲンドウ「君の支度はいいのか?」
ユイ「はいいつでも!」
ユイ「もう、会議に遅れて冬月先生に文句いわれるの、私なんですよ。」
ゲンドウ「君はもてるからな。」
ユイ「バカ言ってないで、さっさと着替えてください!」
ゲンドウ「ああ、分かってるよ、ユイ。」

アスカ「ほぉら、さっさとしなさいよぉ!」
シンジ「分かってるよ、ほんと、うるさいんだからアスカは…」
アスカ「何ですってぇ?」
アスカ「じゃあおば様、行ってきまーす!」
シンジ「行ってきまーす…」
ユイ「はい、行ってらっしゃい。」
ユイ「ほら、もう!あなた!いつまで読んでいるんですか!」
ゲンドウ「ああ、分かってるよ、ユイ。」

シンジ「今日も転校生が来るんだってね。」
アスカ「まあね。ここも来年は遷都されて、新たな首都になるんですもの。どんどん人は増えていくわよ。」
シンジ「そうだね。どんな子かなぁ。可愛い子だったらいいな。」
アスカ「むぅ…」

レイ「あー、遅刻遅刻ぅ!初日から遅刻じゃ、かなりヤバイ、って感じだよねー!」
レイ「んああああ!」
シンジ「いつつつつ…」
レイ「あ痛たたた…ん?」
レイ「ごめんね、マジで急いでたんだ!」
シンジ「?」
レイ「ほんと、ごめんねー!」
シンジ「はぁ?」
アスカ「むぅぅ!」

トウジ「なぁ〜にぃ!で、見たんか?その女のパンツ!」
シンジ「別に、見たってわけじゃ…ちらっとだけ。」
トウジ「カァ〜ッ!朝っぱらから運のええやっちゃなぁ!いっ、いてててて!」
トウジ「いきなり何すんのや、もう!イインチョ!」
ヒカリ「鈴原こそ、朝っぱらから何バカなこと言ってんのよ!ほら!さっさと花瓶のお水変えてきて!週番でしょ!」
トウジ「ほんま、うるさいやっちゃなぁ!」
ヒカリ「なんですってぇ!?」
シンジ「尻に敷かれるタイプだな、トウジって。」
アスカ「あんたもでしょ。」
シンジ「なんで僕が尻に敷かれるタイプなんだよ!」
アスカ「何よ、ほんとのこと言ったまでじゃないの。」
シンジ「どうしてだよ!」
アスカ「見たまんまじゃない!」
シンジ「アスカがいつもそうやって、ポンポンポンポン言うからだろ!」
ケンスケ「いや〜ぁ、平和だねぇ。」
アスカ「何よ、うるさいわね!バカシンジ!」
トウジ「おお〜っ、ミサト先生や!」
トウジ&ケンスケ「おおおおお!」
トウジ「やっぱええなぁ、ミサト先生は。」
アスカ&ヒカリ「何よ、3バカトリオが!バッカみたい!」

ヒカリ「起立!礼!着席!」
ミサト「喜べ男子!今日は噂の転校生を紹介するーっ!」
レイ「綾波レイです。よろしく。」
シンジ「あぁーっ!」
レイ「ああっ!あんた、今朝のパンツ覗き魔!」
アスカ「ちょっと!言いがかりはやめてよ!あんたがシンジに勝手に見せたんじゃない!」
レイ「あんたこそ何?すぐこの子かばっちゃってさ。何?できてるわけ?2人?」
アスカ「た、ただの幼なじみよ!うっさいわねぇ…」
ヒカリ「ちょっと、授業中よ!静かにしてください!」
ミサト「まぁ〜、楽しそうじゃない。私も興味あるわ。続けてチョーダイ。」
クラスメイト「わはははは!」

シンジ「そうだ、これも一つの世界。」

シンジ「僕の中の可能性。今の僕が僕そのものではない。いろんな僕自身がありえるんだ。」
シンジ「そうだ、エヴァのパイロットではない僕もありえるんだ。」
ミサト「そう考えれば、この現実世界もそう悪いもんじゃないわ。」
シンジ「現実世界は悪くないかもしれない。でも、自分は嫌いだ。」
マコト「現実を、悪く、嫌だと捉えているのは君の心だ。」
シゲル「現実を真実に置き換えている、君の心さ。」
マヤ「現実を見る角度、置き換える場所。これらが少し違うだけで、心の中は大きく変わるわ。」
加持「真実は、人の数だけ存在する。」
ケンスケ「だが、君の真実は一つだ。狭量な世界観で作られ、自分を護るために変更された情報。歪められた真実。」
トウジ「ま、人一人が持てる世界観なんて、ちっぽけなもんや。」
ヒカリ「だけど、人はその自分の小さな物差しでしか、物事を測れないわ。」
アスカ「与えられた他人の真実でしか、物事を見ようとしない。」
ミサト「晴れの日は気分よく、」
レイ「雨の日は憂鬱。」
アスカ「そう教えられたら、そう思い込んでしまう。」
リツコ「雨の日だって楽しい事はあるのに。」
冬月「受け取り方一つでまるで別物になってしまう、脆弱なものだ。人の中の真実とはな。」
加持「人間の真実なんて、その程度のものさ。だからこそ、より深い真実を知りたくなるんだね。」
ゲンドウ「ただ、おまえは人に好かれる事に慣れていないだけだ。」
ミサト「だから、そうやって人の顔色ばかりうかがう必要なんてないのよ。」
シンジ「でも、みんな僕が嫌いじゃないのかな?」
アスカ「あんたバカぁ?あんたが一人でそう思い込んでいるだけじゃないの!」
シンジ「でも、僕は僕が嫌いなんだ。」
レイ「自分が嫌いな人は、他人を好きに、信頼するようになれないわ。」
シンジ「僕は卑怯で、臆病で、ずるくて、弱虫で。」
ミサト「自分が分かれば、優しくできるでしょう?」
シンジ「僕は僕が嫌いだ。」
シンジ&アスカ&ミサト「でも、好きになれるかもしれない。」
シンジ「僕はここにいてもいいのかもしれない。」
シンジ「そうだ、僕は僕でしかない。」
シンジ「僕は僕だ。僕でいたい!」
シンジ「僕はここにいたい!」
シンジ「僕はここにいてもいいんだ!」

一同「ワァー!ブラボーッ!」
ミサト「おめでとう!」
アスカ「おめでとう!」
レイ「おめでとう」
リツコ「おめでとう!」
加持「おめでとう!」
ヒカリ「おめでとう!」
ケンスケ「めでたいなぁ!」
トウジ「おめでとさん!」
ペンペン「クックックワァクッ!」
マコト「おめでとう!」
シゲル「おめでとう!」
マヤ「おめでとう!」
冬月「おめでとう」
碇ゲンドウ&ユイ「おめでとう」
シンジ「ありがとう…」


そして、「新世紀エヴァンゲリオン劇場版−DEATH AND REBIRTH−」へと…。


ついでのアニメ「エヴァンゲリオン」の動画はこちら
新世紀エヴァンゲリオン 最終話 「世界の中心でアイを叫んだけもの」




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エヴァンゲリオン

新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾伍話 全セリフ

  1. 2008/10/03(金) 00:01:18|
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新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾伍話 「終わる世界」 全セリフ

終局はここにあり、それはすべての始まりでもある。
物事の終わりは、続いての物事の始まりに過ぎない。
人類が滅びれば、人類のいない未来が始まるに過ぎない。存在とは人が勝手に作り上げた妄想。だからこそ、人は永遠に生きなければ、存在すらしていなかったに等しくなる。
今は、まだ誰もしらない。人間のいない未来…。



シンジ「だって、仕方なかったんじゃないか!」
シンジ「だって、カヲル君は、彼は、使徒だったんだ!」
シンジ「違う、使徒だ、僕らの敵だったんだ!」
シンジ「違う、違う、違うんだ!」
レイ「私と同じ人だったのに?」
シンジ「違う…使徒だったんだ…」
レイ「だから殺したの?」
シンジ「そうさ…ああしなければ僕らが死んじゃう、みんなが殺されちゃうんだ。」
レイ「だから殺したの?」
シンジ「好きでやったんじゃない!でも仕方なかったんだ。」
シンジ「助けて…」
シンジ「助けて…」
シンジ「助けて…」
シンジ「誰か、助けて…」
シンジ「お願いだから、誰か、助けてよ!」

シンジ「そうだ、生き残るならカヲル君のほうだったんだ…僕なんかよりずっと彼のほうがいい人だったのに…」
シンジ「カヲル君が生き残るべきだったんだ…」
ミサト「違うわ。生き残るのは生きる意志を持った者だけよ。」
ミサト「彼は死を望んだ。生きる意志を放棄して見せ掛けだけの希望にすがったのよ。シンジ君は悪くないわ。」

シンジ「そうかな…本当にこれでよかったのかな…分からない…僕はどうしたらいい…どうしたらいいんだよ!」
シンジ「何が…自分が…嫌われること…誰に…誰だ…それは…父さんだ!」
シンジ「父さんに捨てられた、嫌われたんだ!嫌われたらどうしよう…どうしたらいいんだろう…」

シンジ「どこだろう、ここ。どこに行けばいいんだろう。何も見えない。何も分からない。」
シンジ「はっ…ミサトさん?ミサトさん、ねぇ、どこ行っちゃったの、ミサトさん…ねえ、僕はこれからどこへ行けばいいんだ…」
シンジ「ミサトさん、アスカ、綾波!トウジ!ケンスケ!リツコさん!加持さん!父さん…母さん…」
シンジ「誰か教えてよ、どうしたらいいのか教えてよ…」

シンジ「エヴァンゲリオン初号機…結局僕は、これに乗るしかないのか…好きな人を殺してまで。」
シンジ「父さんやみんなの言う通りに、またこれに乗って戦えって言うの?母さん!何か言ってよ、答えてよ!」

シンジ「みんなが乗れって言うから…」
シンジ「みんなの、それがみんなのためなんだからいいじゃないか。」
シンジ「そうだよ。いいことじゃないか、とってもいいことじゃないか!」
シンジ「そうすればみんなが誉めてくれる、大事にしてくれるんだ!」
アスカ「嘘ね。あんたバカぁ?結局自分のためじゃないの。」
シンジ「えっ?」
アスカ「そうやって、またすぐに自分に言い訳してる。」
シンジ「そっかなぁ…」
アスカ「他人のためにがんばってるんだ、って思うこと自体、楽な生き方してるって言うのよ。」
シンジ「そうなのかな…」
アスカ「要するに、さびしいのよ、シンジは。」
シンジ「そうなのかな…」
アスカ「そんなの、ただの依存、共生関係なだけじゃない!」
シンジ「そうかもしれない。」
アスカ「自分が人に求められることを、ただ望んでるだけじゃないの。」
シンジ「そうかもしれない。」
アスカ「人から幸せを与えられようと、ただ待ってるだけじゃないの。偽りの幸せを!」
レイ「それはあなたも同じでしょ?」
アスカ「はっ…」

アスカ「いつのまにかエヴァに乗ってる…乗せられてる…どうせ動きゃしないのに、このポンコツ…」
アスカ「ううん、ポンコツは、私のほうか…要らないのよ、私なんて…誰も要らないのよ!…エヴァに乗れないパイロットなんて、誰も要らないのよ!…」
レイ「他人の中に自分を求めているのね。」
アスカ「うるさい!」
レイ「一人になるのが恐いんでしょう?」
レイ「他人といっしょに、自分もいなくなるから恐いんでしょう?」
アスカ(幼少)「だからエヴァに乗ってる。」
アスカ「うるさい、うるさい!うるさい!あんたみたいな人形に、言われたか無いわよ!」

レイ「私は誰?」
レイ「綾波レイ。」
レイ「あなた、誰?」
レイ「あなたも綾波レイなの?」
レイ「そう。綾波レイと呼ばれているもの。」
レイ「みんな、綾波レイと呼ばれているもの。」
レイ「どうして、みんな私なの?」
レイ「他の人たちがみんな、私たちを綾波レイと呼ぶからよ。」
レイ「あなたは、偽りの心と体を、なぜ持っているの?」
レイ「偽りではないわ。私は私だもの。」
レイ「いいえ、あなたは偽りの魂を碇ゲンドウと言う人間によって作られた人なのよ。」
レイ「人の真似をしている偽りの物体に過ぎないのよ。」
レイ「ほら、あなたの中に、暗くて、何も見えない、何も分からない心があるでしょ?本当のあなたがそこにいるの。」
レイ「私は私。私はこれまでの時間と他の人たちとのつながりによって私になった。」
レイ「他の人たちとの触れ合いによって今の私が形作られている。」
レイ「人との触れ合いと、時の流れ。私の心の形を変えていくの。」
レイ「そう。綾波レイと呼ばれる、今までの私を作ったもの。これからの私を作るもの。」
レイ「でも、本当のあなたは他にいるのよ。」
レイ「あなたが、知らないだけ。見たくないから。知らないうちに避けているだけ。」
レイ「人の形をしていないかもしれないから。今までの私がいなくなるかもしれないから。」
レイ「自分がいなくなるのが恐いのよ。みんなの心の中から消えるのが恐いのよ。」
レイ「恐い?分からないわ。」
レイ「自分だけの世界も、無くなるの。自分が消えるのよ。」
レイ「いえ、嬉しいわ。私は死にたいもの。ほしいものは絶望。無へと返りたいの。」
レイ「でも駄目、無へは返れないの。あの人が返してくれないの。まだ返してくれないの。」
レイ「あの人が必要だから私はいたの。でももう終わり。要らなくなるの私。あの人に捨てられるの、私。」
レイ「その日を願っていたはずなのに、今は、恐いの…」

ゲンドウ「さあ行こう、今日、この日のためにお前はいたのだ。レイ。」
レイ「はい。」

シンジ「なんだ?この感触。前に一度あったような…自分の体の形が消えていくような…気持ちいい…自分が大きく広がっていくみたいだ…どこまでも、どこまでも。」

ゲンドウ「違う。虚無へ帰るわけではない。すべてを始まりにもどすに過ぎない。この世界に失われている母へと帰るだけだ。」
ゲンドウ「全ての心が一つとなり、永遠の安らぎを得る。ただそれだけのことに過ぎない。」

ミサト「それが補完計画?」
リツコ「そうよ。私たちの心には常に空白の部分、喪失したところがあるわ。」
リツコ「人はだれしも心の闇を恐れ、そこから逃げようと、それをなくそうと生き続けているわ。」
リツコ「人である以上、永久に消えることはないのに。」
ミサト「だからって、人の心を一つにまとめ、お互いに補填しあおうというわけ?それも他人が勝手に?余計なお世話だわ!そんなの、ただの馴れ合いじゃない!」
リツコ「だけど、あなたもそれを望んでいたのよ。」
ミサト「えっ?」

ミサト「ここは?」
シンジ「ミサトさんの心の中にいる、僕の心ですよ。」
ミサト「と同時にシンジ君の中にいる私の心、というわけね。」
シンジ「僕は僕を見つけるために、いろいろな人と触れ合わなければいけない。」
シンジ「僕の中を見つめなければいけない。」
シンジ「僕の中のミサトさんを見つめなければいけない。」
シンジ「ミサトさんは、何を願うの?」

ミサト「よい子にならなきゃいけないの。」
ミサト「パパがいないから。ママを助けて私はよい子にならなきゃいけないの。」
ミサト「でも、ママのようにはなりたくない。パパがいないとき、ママは泣いてばかりだもの。」
ミサト「泣いちゃだめ、甘えちゃだめ。だから、よい子にならなきゃいけないの。そしてパパに嫌われないようにするの。」
ミサト「でも父は嫌い。だからよい子も嫌い。もう嫌い。もう疲れたわ。きれいな自分を維持するのに。きれいなフリを続けている自分に…もう疲れたわ…」
ミサト「私は汚れたいの。汚れた自分を見てみたかったのよ。」
リツコ「だから抱かれたの?あの男に。」
ミサト「違う、好きだったから、抱かれたのよ。」
ミサト「本当に好きだったの?」
ミサト「ええそうよ。あの人はありのままの私を受け入れてくれたわ。優しかったのよ!」

シンジ「…」
ミサト「いや、やめて!こんなところをシンジ君に見せないで!」

加持「いまさら恥ずかしがることもないだろう?」
ミサト「恥ずかしいわよ!」
ミサト「どうして恥ずかしいの?」
ミサト「好きな男の前では平気で、いえ、むしろ喜んでこんな格好をしているくせに。」
ミサト「いやっ、やめて!」

ミサト「このありさまをシンジ君に見せることがほんとは嬉しいくせに。」
ミサト「嘘よ!違う、違うわよ!」
ミサト「どうかしら?ほんとは父親の前で見せたいくせに。」
ミサト「違う!」
ミサト「あなたは加持君の寝顔に安らぎを求めていたのよ。」
ミサト「違う!」
ミサト「加持君の温もりに安らぎを求めていたのよ。」
ミサト「違う!」
ミサト「加持君の腕の中に父親を求めていたのよ。」
ミサト「違うわよ!」

ミサト「そうよ、あの時加持君の中に自分の父親を見つけたわ。だから逃げ出したの。彼から。」
ミサト「恐かったの。まるで、お父さんと…」
ミサト「でも、ほんとは嬉しかったからなの。それが快感だったの。たまらなく心地いい瞬間だったわ。」
ミサト「だから嫌だった。だから別れたの。」
加持「ま、恋の始まりに理由はないが、終わりには理由がある、って事だな。」
ミサト「優しいのね、加持君…」
ミサト「その優しさで、お願い…私を…汚して!」
加持「今自分が嫌いだからといって、傷つけるもんじゃない。それはただ、刹那的な罰を与えて、自分を誤魔化しているだけだ。やめたほうがいい。」
ミサト「で、自分を大切にしろ、って言うんでしょう?」
ミサト「男はみんなそう。そうして、仕事に、自分の世界に行ってしまうんだわ。私を置き去りにしたまま。」

ミサト「お父さんと同じなのよ。」
ミサト「辛い現実から逃げてばかりなのよ。」
ミサト「辛い現実?私のことか…」
ミサト「そうよね、こんな私ですもの、仕方ないわね。」

シンジ「やめてよ!ミサトさん!」

ミサト「時々自分に絶望するわ!嫌になるわよ!」

マヤ「不潔。汚いわ。」
リツコ「無様ね。」
アスカ「いやらしい!汚らわしいわ!それが大人の付き合いだなんて、反吐が出るわ!」
マコト「ご昇進、おめでとうございます。葛城三佐!」
ミサト「認められているのは、認められようと演じている自分で、本当の自分ではないのよ。」
ミサト「本当の自分はいつも泣いているくせに。」
ミサト「いいえ、私は幸せなの。」
ミサト「私は幸せなの。」
ミサト「私は幸せなの。」
ミサト「違う!これは幸せなんかじゃない!」
ミサト「こんなの、本当の自分じゃない!そう思い込んでいるだけなの!」
シンジ「そうしないと、僕らは生きていけないのか…一緒にいないと恐いんだ」
レイ「不安なのよ。」
リツコ「誰かが隣で寝ていないと」
アスカ「一人で寝るのが恐い?」
マヤ「やっぱり、一人で寝るのがさみしいんですか?」
加持「心の喪失に耐えられないんだよ。」
マコト「だから、誰とでもいいんですね?」
ミサト「違う!」
ミサト「いいえ、簡単な快楽に溺れたいだけ。刹那的な逃避で心を癒したいだけ。」
ミサト「そのために男を利用しているだけなのよ。」
ミサト「違う、違う、違う!」

アスカ「ここは、どこ?」
シンジ「アスカの心の中にいる、僕の心だよ。」
アスカ「てことは、シンジの中にいる、私の心でもあるわけね。」
シンジ「アスカは何を願うの?」

アスカ「私は一人で生きるの、パパもママもいらない!一人で生きるの。私はもう泣かないの!」
アスカ「でも、まだ泣いてる…なぜ、泣いてるの?」
アスカの継母「あの子、苦手なんです。」
アスカの父「なんだ、弱気とは医者の君らしくないな。」
継母「医者も人間ですのよ。前にも言いましたけど。」
父「しかし、君のような女性が子供相手に。」
継母「妙に大人で…張り詰めた絶対的な拒絶があって…時々恐いんです。あなた、そう感じたことありません?」
父「いや、とにかく君は、アスカの母親になったんだ。」
継母「その前に、私はあなたの妻になったのよ。」
父「同時にだろう?」
継母「社会的立場からはそうですわ。」
継母「あなたはあの子の父親を辞められないけれど、私はいつでもあの子の母親を辞めることができますのよ。」
父「それはそうだな。」

アスカ「止めてママ!ママを辞めるのは止めて!私、ママに好かれるいい子になる!だから、ママを辞めないで!だから私を見て!止めてママ!私を殺さないで!」

アスカの母「あなたのパパはママが嫌いになったの。いらなくなったの。ううん、最初から好きじゃなかったのよ。最初からいらなかったのよ、きっと。」
母「だから、ママと死にましょう。パパは私たちがいらないもの。」
アスカ「私は邪魔なの?いらないの?」
母「一緒に死んでちょうだい…」
アスカ「いや!私はママの人形じゃない!自分で考え、自分で生きるの!」

アスカ「あの時、ママが天井からぶら下がってたの。その顔は、とても嬉しそうに見えたわ。」
アスカ「でも、私はその顔がとても嫌だったの。死ぬのは嫌。自分が消えてしまうのも嫌。男の子も嫌!パパもママも嫌!みんな嫌なの!」
アスカ「誰も私のこと護ってくれないの。一緒にいてくれないの。」
アスカ「だから、一人で生きるの。」
アスカ「でも、嫌なの!辛いの!」
アスカ「一人は嫌、一人はイヤ、一人はイヤぁ!」

シンジ「僕を見捨てないで。」
ミサト「私を捨てないで。」
アスカ「私を殺さないで。」

シンジ「これは何?」
ミサト「あなたのお父さんが進めていた、人間の補完計画よ。」
シンジ「これが?」
ミサト「その一部らしいわ。」
アスカ「真実は、私たちにも分からないもの。」
リツコ「ただ、今、自分で感じているものが、事実でしかないわ。」
レイ「あなたの中のね。」
冬月「そして、その記憶となるものが、君の真実となっていく。」
リツコ「時とともに変化していく真実もあるわ。」
シンジ「これが事実…全ての結果なのか?これが?」
アスカ「たくさんある事実。その中の一つよ。」
ミサト「あなたが望んだ結果なのよ。」
シンジ「僕が望んだ?」
レイ「そうよ。破滅を。誰も救われない世界を。」
シンジ「違う!誰も救ってくれなかっただけだ!僕を。」
リツコ「誰もあなたを救えないわ。」
加持「これは、君が望んだことだ。」
アスカ「破滅を、死を。無への回帰を。あなた自身が望んだのよ。」
ミサト「これが現実なのよ。」
シンジ「現実って何だ?」
レイ「あなたの世界よ。」
マコト「時間と空間と他人とともにある、君自身の世界のことさ。」
シゲル「君がどう受け止め、どう認めるかは、君自身が決める世界だ。」
マヤ「今はただ与えられるだけの、あなたの世界なのよ。」
ミサト「どうしようもない、あなたの世界よ。」
シンジ「もうすべて決まりきっている世界だろう?」
リツコ「違うわ。あなたが決めている世界なのよ。」
冬月「君の心が、そうだ、と決めている世界なのだ。」
レイ「生きようとする意志も」
アスカ「死にたいと思う心も、あなた自身が望むことなのよ。」
シンジ「この暗闇も、この半端な世界も、すべて僕が望んだというのか?」
レイ「そうよ。」
加持「閉鎖された自分一人が心地いい世界を君は望んだ。」
マコト「自分の、弱い心を護るために。」
シゲル「自分の、快楽を護るために。」
マヤ「これは、その結果に過ぎないわ。」
ミサト「閉塞された空間では、あなた一人の世界では、人は生きて行けないもの。」
アスカ「でもあなたは、世界の、自分を取り巻く世界の閉塞を願った。」
リツコ「嫌いなものを排除し、より孤独な世界を願った、あなた自身の心。」
レイ「それが、導き出された小さな心の安らぎの世界。」
アスカ「このカタチも、終局の中の一つ。」
ミサト「あなた自身が導いた、この世の終わりなのよ。」


次回予告
終局。それは始まりのあとに、必ずおとずれる。私たちの願いは、破滅へと連なるのか。私たちの希望は、死そのものなのか。最終話「世界の中心でアイを叫んだもの」。


ついでのアニメ「エヴァンゲリオン」動画はこちら
新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾伍話 「終わる世界」




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エヴァンゲリオン

新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾四話 全セリフ

  1. 2008/10/02(木) 01:14:51|
  2. エヴァ|
  3. トラックバック:4|
  4. コメント:0
新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾四話 「最後のシ者」 全セリフ

新たなる友と信じた少年が、敵となって少年に願う。
僕を殺してくれ。
少年は、あまりにも幼い少年は、本能的にその言葉の意味を解しながらも、違う未来を夢見て抗おうとする。
だが、心がどちらにも傾かないまま、少年は友と認めた少年を握りつぶす。
誰にも優しい言葉をもらえないまま、少年は心を閉ざす。
でも、最後の彼の言葉を忘れないで。「君に逢えて嬉しかった」と。



アスカ「ママーッ!ママッ!私、選ばれたの!人類を守る、エリートパイロットなのよ!世界一なのよ!」
アスカ「誰にも秘密なの!でも、ママにだけ教えるわね!」
アスカ「いろんな人が親切にしてくれるわ。だから、寂しくなんかないの!」
アスカ「だから、パパがいなくっても大丈夫!さみしくなんかないわ!」
アスカ「だから見て!私を見て!」
アスカ「ねぇ、ママッ!」
アスカ「…」

アスカ「シンクロ率ゼロ。セカンドチルドレンたる資格無し。もう私がいる理由もないわ。誰も私を見てくれないもの。パパもママも誰も。」
アスカ「私が生きてく理由もないわ…」
諜報課員「惣流・アスカ・ラングレーだな?」

マコト「諜報二課から、セカンドチルドレンを無事保護したそうです。」
ミサト「そう。ロストした挙げ句七日後に発見とは、二課らしくないわね。」
マコト「わざと、でしょ。嫌がらせじゃないんですか?作戦課への。」
ミサト「そうかもね…」
ミサト「(で今日、アスカの代わりのフィフス到着。出来過ぎてるわね、シナリオ)」

シンジ「綾波レイ。やっぱりそうなのか?あの感じ。母さんの。綾波レイを、母さんを、何をしているんだ、父さん!」

リツコ「碇司令…」
ゲンドウ「…」
リツコ「猫が死んだんです。おばあちゃんのところに預けていた。ずっと構っていなかったのに。突然、もう二度と会えなくなるのね。」
ゲンドウ「なぜ、ダミーシステムを破壊した?」
リツコ「ダミーではありません。破壊したのはレイですわ。」
ゲンドウ「…今一度問う。なぜだ?」
リツコ「あなたに抱かれても嬉しくなくなったから。私の体を好きにしたらどうです!?あの時みたいに!」
ゲンドウ「君には失望した…」
リツコ「失望!?最初っから期待も望みも持たなかったくせに!私には何も!何も!何も…」
リツコ「どうしたらいいの…母さん…」

シンジ「(どこに行ったんだろう…アスカ…)」
シンジ「(でも会ってどうするんだ…綾波の話でもするのか?)」

シンジ「(トウジもケンスケもみんな家を失って他のところへ行ってしまった。友達は…友達と呼べる人はいなくなってしまった…誰も…)」
シンジ「(綾波には会えない…その勇気がない。どんな顔をすればいいのか、分からない。アスカ、ミサトさん、母さん!僕はどうすれば…どうしたらいい?)」
カヲル「フンフンフンフンフン(以下略)…」
カヲル「歌はいいねぇ。」
シンジ「え?」
カヲル「歌は心を潤してくれる。リリンが生み出した文化の極みだよ。そう感じないか?碇シンジ君。」
シンジ「僕の名を?」
カヲル「知らないものはないさ。失礼だが、君は自分の立場をもう少しは知ったほうがいいと思うよ。」
シンジ「そうかなぁ…?あの、君は?」
カヲル「僕はカヲル。渚カヲル。君と同じ、仕組まれた子供。フィフスチルドレンさ。」
シンジ「フィフスチルドレン?君が、あの、渚君?」
カヲル「カヲルでいいよ、碇君。」
シンジ「僕も、シンジでいいよ。」

マコト「フィフスチルドレンが、今到着したそうです。」
ミサト「渚カヲル。過去の経歴は抹消済み。レイと同じくね。」
マコト「ただ生年月日は、セカンドインパクトと同一日です。」
ミサト「委員会が直で送ってきた子供よ。必ず何かあるわ。」
マコト「マルドゥックの報告書も、フィフスの件は非公開となっています。それもあって、ちょいと諜報部のデータに割り込みました。」
ミサト「危ない事するわねぇ!」
マコト「その甲斐はありましたよ。」
マコト「リツコさんの居場所です!」
マコト「フィフスのシンクロテスト、どうします?」
ミサト「今日のところは小細工をやめて、素直に彼の実力、見せてもらいましょ。」

冬月「後、0コンマ3下げてみろ。」
冬月「このデータに間違いはないな?」
マコト「全ての計測システムは、正常に作動しています。」
マヤ「MAGIによるデータ誤差、認められません。」
冬月「よもや、コアの変換も無しに弐号機とシンクロするとはな。この少年が。」
マヤ「しかし、信じられません!…いえ、システム上、ありえないです…」
ミサト「でも事実なのよ。事実をまず受け止めてから、原因を探ってみて。」

カヲル「君がファーストチルドレンだね。」
レイ「…」
カヲル「綾波レイ。」
カヲル「君は僕と同じだね。」
レイ「…あなた誰?」

冬月「フィフスの少年がレイと接触したそうだ。」
ゲンドウ「そうか…」
冬月「今、フィフスのデータをMAGIが全力を挙げて当たっている。」

ミサト「にもかかわらず、未だ正体不明。何者なの?あの少年。」

ミサト「シンジ君も未だ戻らず。保護者失格ね、私。」

マヤ「現在、セントラルドグマは開放中。移動ルートは3番を使用してください。」
カヲル「やぁ、僕を待っててくれたのかい?」
シンジ「いや、別に、あ、そんなつもりじゃ…」
カヲル「今日は?」
シンジ「あの、定時試験も終わったし、後はシャワーを浴びて帰るだけだけど…でも、本当はあまり帰りたくないんだ。このごろ。」
カヲル「帰る家、ホームがあるという事実は、幸せにつながる。良いことだよ。」
シンジ「そうかなぁ。」
カヲル「僕は君ともっと話がしたいな。いっしょに行っていいかい?」
シンジ「え?」
カヲル「シャワーだよ。これからなんだろ?」
シンジ「…うん。」
カヲル「だめなのかい?」
シンジ「いや、別に、そういうわけじゃないけど…」

カヲル「一時的接触を極端に避けるね、君は。恐いのかい?人と触れ合うのが。」
カヲル「他人を知らなければ裏切られることも互いに傷つくこともない。でも、さびしさを忘れることもないよ。」
カヲル「人間はさびしさを永久になくすことはできない。人は一人だからね。ただ忘れることができるから、人は生きていけるのさ。」
シンジ「時間だ…」
カヲル「もう、終わりなのかい?」
シンジ「うん、もう寝なきゃ。」
カヲル「君と?」
シンジ「あっ、いや、カヲル君には部屋が用意されていると思うよ。別の…」
カヲル「常に人間は心に痛みを感じている。心が痛がりだから、生きるのも辛いと感じる。」
カヲル「ガラスのように繊細だね。特に君の心は。」
シンジ「僕が?」
カヲル「そう。コウイに値するよ。」
シンジ「コウイ…?」
カヲル「好きって事さ。」

ゼーレ「ネルフ。われらゼーレの実行機関として結成されし組織。」
ゼーレ「われらのシナリオを実践するために用意されたモノ。」
ゼーレ「だが、今は一個人の占有機関と成り果てている。」
ゼーレ「さよう。われらの手に取り戻さねばならん。」
ゼーレ「約束の日の前に。」
キール「ネルフとエヴァシリーズを本来の姿にしておかねばならん。碇、ゼーレへの背任、その責任は取ってもらうぞ。」

ゲンドウ「われわれに与えられた時間はもう残り少ない。」
ゲンドウ「だがわれらの願いを妨げるロンギヌスの槍はすでにないのだ。」
ゲンドウ「まもなく最後の使徒が現れる。それを消せば願いがかなう。」
ゲンドウ「もうすぐだよ、ユイ。」

レイ「私、なぜここにいるの?」
レイ「私、なぜまた生きてるの?」
レイ「何のために?」
レイ「誰のために?」
レイ「フィフスチルドレン。あの人、私と同じ感じがする。」
レイ「どうして?」

ミサト「ここが街外れで良かったわ。あなたが巻き込まれなくて良かったもの。」
ミサト「でも、この次の保証はないの。だから、明日からは洞木さんちのお世話になるのよ。」
ミサト「しばらくお別れね、ペンペン。」
ペンペン「クワァッ!」
ミサト「ウウッ!」

カヲル「やはり、僕が下で寝るよ。」
シンジ「いいよ、僕が無理言って泊めてもらってるんだ、ここでいいよ。」
カヲル「君は何を話たいんだい?」
シンジ「え?」
カヲル「僕に聞いてほしいことがあるんだろう?」
シンジ「いろいろあったんだ、ここに来て。」
シンジ「来る前は、先生のところにいたんだ。穏やかで何にもない日々だった。ただそこにいるだけの。」
シンジ「でもそれでも良かったんだ。僕には何もすることがなかったから。」
カヲル「人間が嫌いなのかい?」
シンジ「別に、どうでも良かったんだと思う。」
シンジ「ただ、父さんは嫌いだった。」
シンジ「(どうしてカヲル君にこんな事話すんだろう…)」
シンジ「!」
カヲル「僕は君に逢うために生まれてきたのかもしれない。」

ミサト「どう?彼のデータ、入手できた?」
マコト「これです。伊吹二尉から無断で借用したものです。」
ミサト「すまないわね、泥棒みたいなことばかりやらせて…何これ!」
マコト「マヤちゃんが公表できないわけですよ。理論上は、ありえないことですから。」
ミサト「そうね、謎は深まるばかりだわ。エヴァとのシンクロ率を自由に設定できるとはね。それも自分の意志で。」
ミサト「またも、なり振り構ってらんないか…」

リツコ「良く来られたわね。」
ミサト「聞きたいことがあるの。」
リツコ「ここでの会話、録音されるわよ。」
ミサト「構わないわ。あの少年の、フィフスの正体は何?」
リツコ「おそらく、最後のシ者ね。」

カヲル「さあ行くよ、おいで、アダムの分身。そしてリリンのしもべ。」

マコト「エヴァ弐号機、起動!」
ミサト「そんなバカな!アスカは!?」
シゲル「303(サンマルサン)病室です。確認済みです。」
ミサト「じゃあいったい誰が…?」
マヤ「無人です、弐号機にエントリープラグは挿入されていません!」
ミサト「誰もいない?フィフスの少年ではないの?」
マコト「セントラルドグマに、A.T.フィールドの発生を確認!」
ミサト「弐号機?」
マコト「いえ、パターン青!間違いありません!使徒です!」
ミサト「何ですって?」
ミサト「使徒…あの少年が?」
オペレータ「目標は第4層を通過、なおも降下中!」
シゲル「だめです、リニアの電源は切れません!」
オペレータ「目標は第5層を通過!」
冬月「セントラルドグマの全隔壁を緊急閉鎖!少しでもいい、時間を稼げ!」
アナウンス「マルボルジェ全層緊急閉鎖、総員待避、総員待避!」
冬月「まさか、ゼーレが直接送り込んでくるとはな…」
ゲンドウ「老人は予定を一つ繰り上げるつもりだ。我々の手で。」

ゼーレ「最後の使徒がセントラルドグマに侵入した。現在降下中だ。」
ゼーレ「予定通りだな。」
キール「碇。君はよき友人であり、志を共にする仲間であり、理解ある協力者だった。これが最後の仕事だ。初号機による遂行を願うぞ。」

シゲル「装甲隔壁は、エヴァ弐号機により突破されています!」
マコト「目標は、第2コキュートスを通過!」
ゲンドウ「エヴァ初号機に追撃させろ。」
ミサト「はい。」
ゲンドウ「いかなる方法をもってしても、目標のターミナルドグマ侵入を阻止しろ。」

ミサト「しかし、使徒はなぜ弐号機を?」
冬月「もしや、弐号機との融合を果たすつもりなのか?」
ゲンドウ「あるいは破滅を導くためか、だ。」

シンジ「嘘だ嘘だ嘘だ!カヲル君が、彼が使徒だったなんて、そんなの嘘だ!」
ミサト「事実よ。受け止めなさい。」
ミサト「出撃、いいわね。」

カヲル「遅いな、シンジ君。」

オペレータ「エヴァ初号機、ルート2を降下!目標を追撃中!」
シンジ「裏切ったな…僕の気持ちを裏切ったな…父さんと同じに裏切ったんだ!」

オペレータ「初号機、第4層に到達、目標と接触します。」
シンジ「いた!」
カヲル「待っていたよ、シンジ君。」
シンジ「カヲル君!」
シンジ「アスカ、ごめんよ!」
カヲル「エヴァシリーズ。アダムより生まれし人間にとって忌むべき存在。それを利用してまで生き延びようとするリリン。僕にはわからないよ。」
シンジ「カヲル君!やめてよ、どうしてだよ!」
カヲル「エヴァは僕と同じ体でできている。僕もアダムより生まれしものだからね。魂さえなければ同化できるさ。この弐号機の魂は、今自ら閉じこもっているから。」
シンジ「ハッ…A.T.フィールド…!?」
カヲル「そう、君たちリリンはそう呼んでるね。なんぴとにも侵されざる聖なる領域、心の光。リリンもわかっているんだろ?A.T.フィールドは誰もが持っている心の壁だということを。」
シンジ「そんなの分からないよ、カヲル君!クッ!」
シンジ「うわぁぁぁ!」

オペレータ「エヴァ両機、最下層に到達。」
オペレータ「目標、ターミナルドグマまで、後20。」
ミサト「初号機の信号が消えて、もう一度変化があったときは…」
マコト「分かってます。その時はここを自爆させるんですね。サードインパクトが起こされるよりはマシですから。」
ミサト「すまないわね。」
マコト「いいですよ、あなたといっしょなら。」
ミサト「ありがとう。」

カヲル「人の宿命(さだめ)か…人の希望は悲しみに綴られているね…」

ミサト「どういうこと!?」
マコト「これまでにない強力なA.T.フィールドです!」
シゲル「光波、電磁波、粒子も遮断しています!何もモニターできません!」
ミサト「まさに結界か…」
マヤ「目標およびエヴァ弐号機、初号機共にロスト、パイロットとの連絡も取れません!」

シンジ「う…くっ…カヲル君!」
カヲル「…」
シンジ「待って!うっ!」

シゲル「最終安全装置、解除!」
マコト「ヘヴンズドアが、開いて行きます…」
ミサト「遂にたどり着いたのね、使徒が…」

ミサト「日向君…」
マコト「…」

シンジ「うわぁあああ!」
シンジ「なんだ!?」

ミサト「状況は?」
マコト「A.T.フィールドです!」
シゲル「ターミナルドグマの結界周辺に先と同等のA.T.フィールドが発生。」
マヤ「結界の中へ侵入していきます!」
ミサト「まさか、新たな使徒?」
シゲル「だめです、確認できません!あ、いえ、消失しました!」
ミサト「消えた!?使徒が?」

カヲル「アダム…われらの母たる存在…アダムより生まれしものはアダムに還らねばならないのか?人を滅ぼしてまで…」
カヲル「違う…これは…リリス!そうか、そういうことかリリン!」

カヲル「ありがとう、シンジ君。弐号機は君に止めておいてもらいたかったんだ。そうしなければ彼女と生き続けたかもしれないからね。」
シンジ「カヲル君…どうして…」
カヲル「僕が生き続けることが僕の運命だからだよ。結果、人が滅びてもね。」
カヲル「だが、このまま死ぬこともできる。生と死は等価値なんだ、僕にとってはね。」
カヲル「自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ。」
シンジ「何を…カヲル君…君が何を言っているのか分かんないよ!カヲル君!」
カヲル「遺言だよ。」
カヲル「さあ、僕を消してくれ。そうしなければ君らが消えることになる。滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ。」
カヲル「そして、君は死すべき存在ではない。」
シンジ「…」
カヲル「君たちには未来が必要だ。」
カヲル「ありがとう。君に逢えて、嬉しかったよ。」
シンジ「…」

ゲンドウ「…」
レイ「…」

シンジ「カヲル君が好きだって言ってくれたんだ…僕のこと…初めて…初めて人から好きだっていわれたんだ…」
シンジ「僕に似てたんだ…綾波にも…好きだったんだ。生き残るならカヲル君のほうだったんだ…」
シンジ「僕なんかより、彼のほうがずっといい人だったのに…カヲル君が生き残るべきだったんだ。」
ミサト「違うわ。生き残るのは生きる意志を持った者だけよ。」
ミサト「彼は死を望んだ。生きる意志を放棄して見せ掛けだけの希望にすがったのよ。シンジ君は悪くないわ。」
シンジ「冷たいね…ミサトさん…」


次回予告
最後の使徒は消えた。だが、シンジは苦悩する。そして、ミサト、アスカも心を暴露する。人々に救いを求めながら、これも、終局のひとつの形であることを認めながら。次回「終わる世界」。


ついでのエヴァ動画はこちら
新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾四話 「最後のシ者」

セリフの確認をしてみてくださいね。



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エヴァンゲリオン

新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾参話 全セリフ

  1. 2008/10/01(水) 01:47:49|
  2. エヴァ|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:3
新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾参話 「涙」

そのときはくる。永遠に続く命ではなく。消費されていくだけの命。
それは、形だけのモノにすぎなかったのだろうか。
だが、確かに少女は存在していた。たとえ、同じ顔、同じ声だったとしても、それはもう別のモノ。
光と熱に変わった少女は、何を守るつもりで死んだのだろうか。
少年は、いつかまた、彼女に会えるのだろうか。2番目のレイ、永遠に…。



加持「葛城、俺だ。多分この話を聞いている時は、君に多大な迷惑をかけた後だと思う。すまない。リッちゃんにもすまないと謝っておいてくれ。」
加持「後、迷惑ついでに俺の育てていた花がある。俺の代わりに水をやっといてくれると嬉しい。場所はシンジ君が知ってる。」
加持「葛城、真実は君とともにある。迷わず進んでくれ。もし、もう一度会える事があったら、8年前に言えなかった言葉を言うよ。じゃ。」
ミサト「鳴らない、電話、か…」

シンジ「(ミサトさん、今日も篭りっぱなしだ)」
シンジ「(アスカ、今日も戻らないつもりかな…)」

ヒカリ「(学校にも行かず、家にも帰らず、ずっとゲームばっかり…)」
アスカ「ヒカリ…」
ヒカリ「ん、何?」
アスカ「寝よっか?」

アスカ「…ごめんね、私、邪魔かな?」
ヒカリ「そんな事ないわよ。」
アスカ「私、勝てなかったんだ、エヴァで。もう私の価値なんてなくなったの。どこにも。」
アスカ「嫌い…大っ嫌い…みんな嫌いなの。でも一番嫌いなのは私。何かもう、どうでも良くなっちゃったわ。」
ヒカリ「…私は、アスカがどうしたっていいと思うし、何も言わないわ。アスカはよくやったと思うもの…」

リツコ「そう、いなくなったの、あの子。」
リツコ「ええ、多分ね。ネコにだって寿命はあるわよ、もう泣かないで、おばあちゃん。」
リツコ「うん、時間ができたら一度帰るわ。母さんの墓前にももう三年も立ってないし。」
リツコ「今度私から電話するから。じゃ、切るわよ。」
リツコ「…そう、あの子が死んだの…」

ゼーレ「ロンギヌスの槍、回収はわれらの手では不可能だよ。」
ゼーレ「なぜ使用した。」
ゼーレ「エヴァシリーズ。まだ予定には揃っていないのだぞ。」
ゲンドウ「使徒殲滅を優先させました。やむを得ない事情です。」
ゼーレ「やむを得ないか。言い訳にはもっと説得力を持たせたまえ。」
ゼーレ「最近の君の行動には、目に余るものがあるな。」
ゲンドウ「冬月、審議中だぞ!」
ゲンドウ「…分かった。」
ゲンドウ「使徒が現在接近中です。続きはまた後ほど。」
ゼーレ「その時君の席が残っていたらな。」
キール「碇、ゼーレを裏切る気か?」

ミサト「後15分でそっちに着くわ。零号機を32番から地上に射出、弐号機はバックアップに廻して。」
ミサト「そう、初号機は碇司令の指示に。私の権限じゃ凍結解除はできないわよ。じゃぁ。」
ミサト「使徒を肉眼で確認…か…」

オペレータ「零号機発進、迎撃位置へ!」
マコト「弐号機は現在位置で待機を!」
ゲンドウ「いや、発進だ。」
マコト「司令!」
ゲンドウ「構わん、囮くらいには役に立つ。」
マコト「はい…」

オペレータ「エヴァ弐号機、発進準備!」
アスカ「(のこのことまたこれに乗ってる…未練たらしいったらありゃしない…」)」
マヤ「弐号機、第八ゲートへ。出現位置決定次第、発進せよ。」
アスカ「(ふん、私が出たって足手まといなだけじゃないの?)」)
シゲル「目標接近、強羅絶対防衛線を通過。」
アスカ「(どうでもいいわよ、もう…)」

シゲル「目標は、大涌谷上空にて滞空。定点回転を続けています。」
マコト「目標のA.T.フィールドは依然健在。」
リツコ「何やってたの?」
ミサト「言い訳はしないわ、状況は!?」
シゲル「膠着状態が続いています。」
マコト「パターン青からオレンジへ、周期的に変化しています!」
ミサト「どういう事?」
マヤ「MAGIは回答不能を提示しています!」
シゲル「答えを導くには、データ不足ですね。」
リツコ「ただあの形が固定形態でない事は確かだわ。」
ミサト「先に手は出せないか…」

ミサト「レイ、しばらく様子を見るわよ。」
レイ「いえ、来るわ!」
ミサト「レイ、応戦して!」
マコト「だめです、間に合いません!」
シゲル「目標、零号機と物理的接触!」
ミサト「零号機のA.T.フィールドは?」
マヤ「展開中、しかし、使徒に侵蝕されています!」
リツコ「使徒が積極的に一次的接触を試みているの?零号機と!」
マヤ「危険です!零号機の生体部品が侵されて行きます!」
ミサト「エヴァ弐号機、発進、レイの救出と援護をさせて!」
マヤ「目標、さらに侵蝕!」
リツコ「危険ね、すでに5%以上が生体融合されているわ。」

ミサト「アスカ、後300接近したらA.T.フィールド最大で、パレットガンを目標後部に撃ち込んで!いいわね?」
ミサト「エヴァ弐号機、リフトオフ!」
ミサト「出撃よ、アスカ、どうしたの?弐号機は?」
マヤ「だめです、シンクロ率が二桁を切ってます!」
ミサト「アスカ!」
アスカ「動かない…動かないのよ…」
ミサト「このままじゃ餌食にされるわ。戻して、早く!」

レイ「誰?」
レイ「私。エヴァの中の私。」
レイ「いいえ、私以外の誰かを感じる。」
レイ「あなた誰?使徒?私たちが使徒と呼んでいる人?」
使徒「私と一つにならない?」
レイ「いいえ、私は私、あなたじゃないわ。」
使徒「そう。でもだめ、もう遅いわ。」
使徒「私の心をあなたにも分けてあげる。この気持ち、あなたにも分けてあげる。」
使徒「痛いでしょう?ほら、心が痛いでしょう?」
レイ「痛い…いえ、違うわ…サビシイ…そう、寂しいのね…」
使徒「サビシイ?分からないわ。」
レイ「一人が嫌なんでしょ?」
レイ「私たちはたくさんいるのに、一人でいるのが嫌なんでしょ?」
レイ「それを、寂しい、というの。」
使徒「それはあなたの心よ。悲しみに満ち満ちている。あなた自身の心よ。」

レイ「はっ…これが…涙…?泣いているのは、私?」

ミサト「レイっ!」
ゲンドウ「初号機の凍結を現時刻をもって解除、直ちに出撃させろ。」
ミサト「え…」
ゲンドウ「出撃だ。」
ミサト「…はい。」

アスカ「何よ、私の時は出さなかったくせに…」

ミサト「A.T.フィールド展開、レイの救出急いで!」
シンジ「はい!」

レイ「碇君!」
シンジ「はっ!」
レイ「これは私の心…碇君と一緒になりたい…?」
レイ「だめ!」

マヤ「A.T.フィールド反転、一気に侵蝕されます!」
リツコ「使徒を押え込むつもり!?」
ミサト「レイ、機体は捨てて、逃げて!」
レイ「だめ、私がいなくなったらA.T.フィールドが消えてしまう。だから、だめ…」

ミサト「レイ、死ぬ気?」
マヤ「コアが潰れます、臨界突破!」

レイ「!」

シンジ「…」

シゲル「目標、消失…」
ミサト「現時刻をもって作戦を終了します。第一種警戒態勢へ移行。」
マコト「了解、状況イエローへ、速やかに移行。」
ミサト「零号機は!? 」
マヤ「エントリープラグの射出は、確認されていません… 」
ミサト「生存者の救出、急いで…」
リツコ「もしいたら、の話ね…」
ミサト「!」
リツコ「…」

男「赤木博士…」
男「レベルCの…は、南西方向に広がっています。」
リツコ「この事は極秘とします。プラグは回収、関係部品は処分して。」
男「了解。」
男「作業、急げ!」

ゼーレ「ついに第16の使徒までを倒した。」
ゼーレ「これで、ゼーレの死海文書に記載されている使徒は、後一つ。」
キール「約束の時は近い。その道のりは長く、犠牲も大きかったな。」
ゼーレ「さよう。ロンギヌスの槍に続き、エヴァ零号機の損失。」
ゼーレ「碇の解任には十分すぎる理由だな。」
ゼーレ「冬月を無事に返した意味の分からない男でもあるまい。」
ゼーレ「新たな人柱が必要ですな、碇に対する。」
キール「そして事実を知るものが必要だ。」

リツコ「…」

ミサト「シンジ君、開けるわよ。」
シンジ「ミサトさん…出ないんだ、涙。悲しいと思ってるのに、出ないんだよ。涙が。」
ミサト「シンジ君…今の私にできるのは、このくらいしかないわ…」
シンジ「やめてよ!やめてよ、ミサトさん!」
ミサト「ごめんなさい…」

ミサト「(さみしいはずなのに、女が恐いのかしら…いえ、人との触れ合いが、恐いのね…」)」
ミサト「ペンペン、おいで…」
ペンペン「…」
ミサト「(そっか、誰でもいいんだ…さみしかったのは私の方ね…)」

ミサト「はい…もしもし…なんですって!?」
ミサト「シンジ君!」

アナウンス「第一内科のウガイ先生、ウガイ先生、至急、第二会議室へご連絡ください。」
シンジ「綾波!」
レイ「…」

シンジ「良かった、綾波が無事で…」
レイ「…」
シンジ「あの、父さんは来てないんだ…」
レイ「…」
シンジ「ありがとう、助けてくれて。」
レイ「何が?」
シンジ「何がって、零号機を捨ててまで助けてくれたんじゃないか、綾波が。」
レイ「そう、あなたを助けたの…」
シンジ「うん…覚えてないの?」
レイ「いいえ、知らないの。」
レイ「多分私は三人目だと思うから。」

レイ「…」
レイ「これが涙?初めて見たはずなのに、初めてじゃないような気がする。私、泣いてるの?…なぜ、泣いてるの?」

ゲンドウ「そうだ、ファーストチルドレンは現状維持だ。新たな拘束の必要はない。セカンド、サードに関しても同様だ。監視だけでいい。」
冬月「しかし、レイが生きていると分かれば、キール議長らがうるさいぞ。」
ゲンドウ「ゼーレの老人たちには別の物を差し出してある。心配ない。」

キール「われわれも穏便に事は進めたい。君にこれ以上の陵辱、辛い思いはさせたくないのだ。」
リツコ「私は何の屈辱も感じていませんが。」
ゼーレ「気の強い女性だ。碇がそばに置きたがるのも分かる。」
ゼーレ「だが、君をわれわれに差し出したのは、他でもない、碇君だよ。」
キール「零号機パイロットの尋問を拒否、代理人として君を寄越したのだよ。赤木博士。」
リツコ「(レイの代わり…私が…)」

加持「君がほしがっていた真実の一部だ。」
加持「他に36の手段を講じて君に送っているが、おそらく届かないだろう。」
加持「確実なのはこのカプセルだけだ。」
加持「こいつは俺の全てだ。君の好きにしてくれ。」
加持「パスコードは俺たちの最初の思い出だ。」
加持「じゃ、元気でな。」

ミサト「鳴らない電話を気にしてイラつくのは、もうやめるわ。」
ミサト「あなたの心、受け取ったもの。」

ゼーレ「良いのか?赤木博士の処置。」
ゼーレ「冬月とは違う。彼女は返した方が得策だ。」
ゼーレ「エヴァシリーズの功労者、いま少し役に立ってもらうか。」
ゼーレ「さよう、われわれ人類の未来のために。」
ゼーレ「エヴァンゲリオン、すでに八体まで用意されつつある。」
ゼーレ「残るは後四体か。」
キール「第三新東京市の消滅は、計画を進める良き材料になる。」
キール「完成を急がせろ。」
キール「約束の時は、その日となる。」

シンジ「はい、もしもし?」
リツコ「そのまま聞いて。あなたのガードを解いたわ。今なら外に出られるわよ。」
シンジ「リツコさん…」

リツコ「…?…!」
ミサト「無駄よ。私のパスがないとね。」
リツコ「そう、加持君の仕業ね。」
ミサト「ここの秘密、この目で見せてもらうわよ。」
リツコ「いいわ。ただしこの子も一緒にね。」
シンジ「…」
ミサト「…いいわ。」

シンジ「…まるで綾波の部屋だ…」
リツコ「綾波レイの部屋よ。彼女の生まれ育ったところ。」
シンジ「ここが?」
リツコ「そう、生まれたところよ。」
リツコ「レイの深層心理を構成する光と水は、ここのイメージが強く残っているのね。」
ミサト「赤木博士、私はこれを見に来たわけじゃないのよ。」
リツコ「分かっているわ、ミサト…」

シンジ「エヴァ?」
リツコ「最初のね。失敗作よ。10年前に破棄されたわ。」
シンジ「エヴァの墓場…」
リツコ「ただのゴミ捨て場よ。」
リツコ「あなたのお母さんが消えたところでもあるわ。」
リツコ「覚えてないかもしれないけど、あなたも見ていたはずなのよ。お母さんが消える瞬間を。」
シンジ「…」
ミサト「リツコ!」
リツコ「…」

ミサト「これが、ダミープラグの元だというの?」
リツコ「…真実を見せてあげるわ。」

シンジ「綾波…レイ…?」
シンジ「!!!」
ミサト「まさか、エヴァのダミープラグは!」
リツコ「そう、ダミーシステムのコアとなるもの。その生産工場よ。」
ミサト「これが!?」
リツコ「ここにあるのはダミー。そしてレイのためのただのパーツに過ぎないわ。」
リツコ「人は神様を拾ったので喜んで手に入れようとした。だから罰が当たった。それが15年前。」
リツコ「せっかく拾った神様も消えてしまったわ。」
リツコ「でも今度は神様を自分たちで復活させようとしたの。それがアダム。」
リツコ「そしてアダムから神様に似せて人間を作った。それがエヴァ。」
シンジ「ヒト…人間なんですか!?」
リツコ「そう、人間なのよ。本来魂のないエヴァには、人の魂が宿らせてあるもの。」
リツコ「みんな、サルベージされたものなの。」
リツコ「魂の入った入れ物はレイ、一人だけなの。あの子にしか魂は生まれなかったのよ。ガフの部屋は空っぽになっていたのよ。」
リツコ「ここに並ぶレイと同じ物には魂がない。ただの入れ物なの。」
リツコ「だから壊すの。憎いから。」
レイたち「ウフフフフ…」
ミサト「あんた、何やってるか、分かってんの!?」
リツコ「ええ、分かっているわ。破壊よ。人じゃないもの。人の形をしたものだもの。」
リツコ「でもそんなものにすら私は負けた。勝てなかったのよ。」
リツコ「あの人の事を考えるだけで、どんな、どんな陵辱にだって耐えられたわ!私の体なんてどうでもいいのよ!」
リツコ「でも、でもあの人は、あの人は…分かっていたのに…」
リツコ「バカなのよ、私は!親子揃って大バカ者だわ!」
リツコ「…私を殺したいのならそうして…いえ、そうしてくれると嬉しい…」
ミサト「それこそバカよ、あなたは…」
シンジ「…」
ミサト「エヴァに取り憑かれた人の悲劇…私も…同じか…」


次回予告
町が消え、友人が去り、傷心のシンジに少年が微笑む。彼のさわやかな風のような笑顔にとけこむシンジ。だが彼らには苛酷な運命がしくまれていた。次回「最後のシ者」。


ついでの動画はこちら
新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾参話 「涙」




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新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾弐話 全セリフ

  1. 2008/09/30(火) 00:41:48|
  2. エヴァ|
  3. トラックバック:3|
  4. コメント:3
新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾弐話 「せめて、人間らしく」

せめて、心だけは…。プライドも折れ、己の存在意義をなくした少女。
少年の声はまたもや彼女には届かない。誰が悪いわけでもない。
その心に眠る過去のまやかしに打ち勝てぬ少女を、救う手立てなど、どこにもないのだから。
だから、今はお休み、アスカ。真実を知り、華麗なる復活を遂げる、そのときまで…。



男「仮定が現実の話になった。因果なものだな、提唱した本人が実験台とは。」
男「では、あの接触実験が直接の原因と言うわけか。」
男「精神崩壊。それが接触の結果か。」
男「しかし、残酷なものさ。あんな小さな子を残して自殺とは。」
男「いや、案外それだけが原因でもないかも知れんな。」

キョウコ「アスカちゃん、ママねぇ、今日あなたの大好物を作ったのよ。ほら、好き嫌いしているとあそこのお姉ちゃんに笑われますよ。」
女医「毎日あの調子ですわ。人形を娘さんだと思って話かけてます。」
アスカ父「彼女なりに責任を感じているのでしょう、研究ばかりの毎日で、娘を構ってやる余裕もありませんでしたから。」
女医「ご主人のお気持ちはお察しします。」
父「しかしあれではまるで人形の親子だ。いや、人間と人形の差なんて、紙一重なのかも知れませんが。」
女医「人形は、人間が自分の姿を模して作ったものですから。もし神がいたとしたら、われわれはその人形に過ぎないのかもしれません。」
父「近代医学の担い手とは、思えないお言葉ですな。」
女医「私だって医師の前にただの人間、一人の女ですわ。」

アナウンス「E事件の医療会議は、予定通り行われます。担当者は第2会議室へ集まってください。」

女「偉いのね、アスカちゃん、いいのよ、我慢しなくても。」
アスカ「いいの、私は泣かない、私は自分で考えるの。」

リツコ「聞こえる?アスカ。シンクロ率8も低下よ。いつも通り、余計な事は考えずに。」
アスカ「やってるわよ!」

マヤ「最近のアスカのシンクロ率、下がる一方ですね。」
リツコ「困ったわね、この余裕のない時に。やはりレイの零号機を優先させましょう、今は同時に修理できるだけのゆとりはないわ。」

アナウンス「弐号機左腕のマイトーシス作業は数値目標をクリア。」
アナウンス「ネクローシスは、現在0.05%未満。」
アナウンス「アポトーシス作業、問題ありません。」

アナウンス「零号機の形態形成システムは、現状を維持。」
アナウンス「各レセプターを第2シグナルへ接続してください。」

ミサト「…あのアダムより生まれし物、エヴァシリーズ。」
ミサト「セカンドインパクトを引き起こした原因たるものまで流用しなければ、私たちは使徒に勝てない。」
ミサト「逆に生きるためには、自分たちを滅ぼそうとしたものをも利用する。」
ミサト「それが人間なのね。」
ミサト「やはり私はエヴァを憎んでいるのかもしれない。父の仇か。 」
マコト「葛城さん!」

ミサト「エヴァ13号機までの建造開始?世界七個所で?」
マコト「上海経由の情報です。ソースに信頼は置けます。」
ミサト「なぜこの時期に量産を急ぐの?」
マコト「エヴァを過去に2機失い、現在は2機も大破ですから。第2次整備に向けて予備戦力の増強を急いでいるのでは?」
ミサト「どうかしら…ここにしてもドイツで建造中の5&6号機のパーツを廻してもらってるのよ。最近、ずいぶんと金が動いてるわね。」
マコト「ここに来て、予算倍増ですからね。それだけ上も、せっぱ詰まってる、って事でしょうか。」
ミサト「委員会の焦りらしきものを感じるわね。」
マコト「では、今までのような単独ではなく、使徒の複数同時展開のケースを設定したものでしょうか?」
ミサト「そうね…でも、非公式に行う理由がないわ。何か別の目的があるのよ。」

一同「…」
ミサト「久しぶりに3人揃ったってのに、ギスギスしてるわねぇ〜…」
アスカ「ごちそうさま。」
ミサト「アスカ!」
アスカ「嫌よ、どうせ加持さんからミサト宛てのTELでしょ?ミサトが出なさいよ。」
ミサト「…それはないわ。」
アスカ「あら、無敵のシンジ様にそのような雑務を。申し訳ないですわねぇ〜。」
シンジ「はい、もしもし?」
アスカ「何よ、すまし面しちゃってさ…」
シンジ「ドイツから国際電話。アスカに。お母さんから。」
アスカ「あたしに?ママから?…貸しなさいよ!」
アスカ「<<上記の理由により、省略>>」
シンジ「(知らない言葉で話ていると、まるでアスカが知らない人みたいだ」)」
シンジ「(母さんか…」)」
シンジ「ずいぶん長電話だったじゃない。」
アスカ「ま、いつものコミュニケーションってやつ。」
シンジ「いいなぁ、家族の会話。」
アスカ「まぁ上っ面はね。表層的なものよ。本当の母親じゃないし、でも嫌いって訳じゃないのよ、ちょっと苦手なだけ…」
アスカ「なんであんたにこんな事話さなきゃなんないのよ!」
シンジ「ごめん。」
アスカ「へん、あんたなんかに同情されたら、この私もおしまいだわ!」

マヤ「シンクログラフ、マイナス12.8。起動指数ギリギリです。」
リツコ「ひどいものね。昨日より更に落ちてるじゃない。」
ミサト「アスカ、今日調子悪いのよ、二日目だし。」
リツコ「シンクロ率は表層的な身体の不調に左右されないわ。問題はもっと、深層意識にあるのよ。」
リツコ「弐号機のコア、変更もやむなしかしらね。」
リツコ「アスカ、上がっていいわ。」

アナウンス「第8動力システムの復旧作業は、本日18「00(ヒトハチマルマル)より再会の予定です。」
リツコ「アスカのプライドガタガタね。」
アナウンス「第一発令所処理問題に関する定例会議は、定刻より行われます。」
ミサト「無理もないわよ、あんな負け方しちゃ。て言うよりシンジ君に負けたって思っている方が大きいわね。」
アナウンス「総務担当者は第二会議室にお集まりください。」
ミサト「もう限界かしらね。三人で暮らすのも。」
リツコ「臨界点突破?楽しかった家族ごっこもここまで?」
ミサト「ネコで寂しさ紛らわせてた人に、言われたかないわね。そんなセリフ。」
リツコ「…」
ミサト「ごめん…余裕ないのね、あたし。」

アスカ「女だからって、何でこんな目に遭わなきゃいけないのよ、子供なんて絶対いらないのに!」

アナウンス「第七環状ルートは現在事故のため閉鎖中です。迂回ルートは12号線を利用してください。」
アスカ「!」
アスカ&レイ「…」
レイ「心を開かなければ、エヴァは動かないわ。」
アスカ「心を閉ざしてるってえの?この私が!」
レイ「そう、エヴァには心がある。」
アスカ「あの人形に?」
レイ「分かってるはずよ。」
アスカ「はん、あんたから話掛けてくるなんて、明日は雪かしらね!?」
レイ「…」
アスカ「何よ、私がエヴァに乗れないのが、そんなに嬉しい?心配しなくっても、使徒が攻めてきたら無敵のシンジ様がやっつけてくれるわよ!」
アスカ「私たちは何にもしなくていいのよ、シンジだけがいればいいのよ!」
アスカ「あ〜ぁ、シンジだけじゃなく、機械人形みたいなあんたにまで同情されるとは、この私もヤキが廻ったわね〜。」
レイ「私は人形じゃない。」
アスカ「うるさい!人に言われたまま動くくせに!あんた碇司令が死ねといったら死ぬんでしょ!?」
レイ「そうよ。」
アスカ「!」
アスカ「やっぱり人形じゃない!あんたって人形みたいで、ほんと昔っから大っ嫌いなのよ!」
アスカ「みんな、みんな、大っ嫌い!」

ケンスケ「シンジ、今日も来ないな。綾波はいつもの事として、」
ヒカリ「アスカも来ない。鈴原もまだ退院できないし、」
ケンスケ「学校どころじゃないんだな、今や。」

アナウンス「エヴァ弐号機のシグナル、問題なし。」
アナウンス「VAの接合および融合は正常。増殖範囲は予定通りです。」
アスカ「あなたは私の人形なんだから、黙って私の言う通りに動けばいいのよ!」
弐号機「…」
アスカ「なんで兵器に心なんか要るのよ、邪魔なだけなのに。」
弐号機「…」
アスカ「とにかく、私の命令に逆らわなきゃいいのよ。」
弐号機「…」
アスカ「ん…?バッカみたい。」
シゲル「総員、第一種戦闘配置。対空迎撃戦用意!」
アスカ「使徒!?まだ来るの?」

シゲル「使徒を映像で確認、最大望遠です!」
マコト「衛星軌道から動きませんねぇ。」
シゲル「ここからは、一定距離を保っています。」
ミサト「てことは、降下接近の機会をうかがっているのか、その必要もなくここを破壊できるのか。」
マコト「こりゃ迂闊に動けませんね。」
ミサト「どの道目標がこちらの射程距離内にまで近づいてくれないと、どうにもならないわ。エヴァには衛星軌道の敵は、迎撃できないもの。」
ミサト「レイは?」
マヤ「零号機共に順調。行けます!」
ミサト「了解、零号機発進、超長距離射撃用意、弐号機、アスカは、バックアップとして発進準備!」
アスカ「バックアップ?私が?零号機の?」
ミサト「そうよ、後方に廻って。」
アスカ「冗談じゃないわよ…エヴァ弐号機、発進します!」
リツコ「アスカ!」
ミサト「いいわ、先行してやらせましょ。」

マコト「葛城三佐!」
リツコ「ここでだめなら、アスカもこれまでと言う事ね。」
マヤ「ラストチャンス、ですか?」
リツコ「弐号機パイロットの変換、考えとくわよ。」
マヤ「…はい。」
マコト「あの〜、初号機は出さないんですか?」
ミサト「凍結なのよ、碇司令の絶対命令でね。」
ミサト「(あんな事の後じゃ、無理ないか」)」

シンジ「…」

アスカ「これを失敗したら、多分弐号機を降ろされる。」
アスカ「ミスは許されないわよ、アスカ!」

シゲル「目標、未だ射程距離外です。」
アスカ「もぉ、さっさとこっちに来なさいよ!じれったいわねぇ!」

アスカ「!」

ミサト「敵の指向性兵器なの?」
シゲル「いえ、熱エネルギー反応無し。」
マヤ「心理グラフが乱れています、精神汚染が始まります!」
リツコ「使徒が心理攻撃…まさか、使徒に人の心が理解できるの?」
アスカ「こんちくしょーっ!」
オペレータ「陽電子消滅。」
シゲル「だめです、射程距離外です!」
シゲル「弐号機、ライフル残弾ゼロ!」
ミサト「光線の分析は?」
マコト「可視波長のエネルギー波です!A.T.フィールドに近いものですが、詳細は不明です!」
リツコ「アスカは?」
マヤ「危険です、精神汚染、Yに突入しました!」

アスカ「イヤぁあああああ!」
アスカ「私の、私の中に入ってこないで!」
アスカ「痛い!」
アスカ「ひっ!」
アスカ「イタイ!」
アスカ「痛い!」
アスカ「いやぁ!」
アスカ「イヤぁ!」
アスカ「嫌ぁ!」
アスカ「私の心まで覗かないで!お願いだから、これ以上心を侵さないで!」
ミサト「アスカ!」
マヤ「心理グラフ限界!」
リツコ「精神回路がズタズタにされている…これ以上の過負荷は危険過ぎるわ。」
ミサト「アスカ戻って!」
アスカ「イヤよ!」
ミサト「命令よ、アスカ、撤退しなさい!」
アスカ「嫌、絶対に嫌!今戻るなら、ここで死んだ方がマシだわ!」
ミサト「アスカ…」

オペレータ「加速器、同調スタート。」
オペレータ「電圧上昇中、加圧域へ。」
オペレータ「強制収束機、作動。」
オペレータ「地球自転および重力誤差、修正0.03。」
オペレータ「薬室内、圧力最大。」
マコト「最終安全装置、解除!全て、発射位置!」
レイ「クッ!」

シゲル「だめです!この遠距離で、A.T.フィールドを貫くには、エネルギーがまるで足りません!」
マコト「しかし、出力は最大です!もう、これ以上は!」
マヤ「弐号機、心理グラフシグナル微弱!」
リツコ「L.C.L.の精神防壁は?」
マヤ「だめです、触媒の効果もありません!」
リツコ「生命維持を最優先、エヴァからの逆流を防いで!」
マヤ「はい!」
リツコ「(この光はまるでアスカの精神波長を探っているみたいだわ…まさか、使徒は人の心を知ろうとしているの?」)」

アスカ「なんで私泣いてるんだろう。もう泣かない、って決めたのに。」
(アスカ父「どうしたんだアスカ?新しいママからのプレゼントだ。気に入らなかったのか?」)
(アスカ「いいの」)
(父「何がいいのかな?」)
アスカ「私は子供じゃない!早く大人になるの。ぬいぐるみなんて、私には要らないわ!」
(アスカ「だから私を見て!ママ!お願いだからママを辞めないで!」)
(キョウコ「一緒に死んでちょうだい!」)
(アスカ「ママ!ママ!お願いだから私を殺さないで!嫌ぁ!私はママの人形じゃない!自分で考え、自分で生きるの!」)
(アスカ「パパもママも要らない、一人で生きるの!」)
アスカ「嫌っ!こんなの思い出させないで!せっかく忘れてるのに掘り起こさないで!」
アスカ「そんな嫌な事もういらないの!もうやめて!やめてよぉ…」

アスカ「…汚された…私の心が…加持さん!…汚されちゃった…どうしよう…汚されちゃったよぉ…」

オペレータ「弐号機、活動停止!生命維持に問題発生!」
マヤ「パイロット、危険域に入ります!」
シゲル「目標、変化無し、相対距離、依然変わらず!」
マコト「零号機の射程距離内に移動する可能性は、0.02%です。」
ミサト「零号機を空輸、空中から狙撃するか…?いえ、だめね、接近中に撃たれたら、おしまいだわ。」
シンジ「僕が初号機で出ます!」
冬月「いかん!目標はパイロットの精神を侵蝕するタイプだ!」
ゲンドウ「今、初号機を侵蝕される事態は、避けねばならん。」
シンジ「だったら、やられなきゃいいんでしょう!?」
ゲンドウ「その保証はない。」
シンジ「でも、このままじゃアスカが!」
ゲンドウ「構わん。レイ、ドグマを降りて、槍を使え。」
冬月「ロンギヌスの槍をか!碇、それは…」
ゲンドウ「A.T.フィールドの届かぬ衛星軌道の目標を倒すには、それしかない。急げ!」
ミサト「しかし、アダムとエヴァの接触は、サードインパクトを引き起こす可能性が!あまりに危険です、碇司令、やめてください!」
ゲンドウ「…」
ミサト「(嘘…欺瞞なのね?セカンドインパクトは使徒の接触が原因ではないのね?)」

アナウンス「セントラルドグマ10番から15番までを開放、第6マルボルジェ、零号機、通過。続いて、16番から20番、開放。」

ミサト「(サードインパクトは起きないと言うわけね、そんな事では。だったらセカンドインパクトの原因は、何?)」

冬月「碇、まだ早いのではないか?」
ゲンドウ「委員会はエヴァシリーズの量産に着手した。チャンスだ、冬月。」
冬月「しかし、だが…」
ゲンドウ「時計の針は元には戻らない。だが、自らの手で進める事はできる。」
冬月「老人たちが黙っていないぞ!」
ゲンドウ「ゼーレが動く前にすべて済まさねばならん。」
ゲンドウ「今、弐号機を失うのは得策ではない。」
冬月「かと言って、ロンギヌスの槍をゼーレの許可なく使うのは面倒だぞ。」
ゲンドウ「理由は存在すればいい。それ以上の意味はないよ。」
冬月「理由?おまえがほしいのは、口実だろ?」

マコト「弐号機のパイロットの脳波、0.06に低下!」
マヤ「生命維持、限界点です!」
シゲル「零号機、二番を通過、地上に出ます!」
ミサト「あれがロンギヌスの槍…」
シゲル「零号機、投擲体制!」
マコト「目標確認、誤差修正よし!」
マヤ「カウントダウン入ります、10秒前、8、7、6、5、4、3、2、1、ゼロ!」

シゲル「目標、消滅!」
マヤ「エヴァ弐号機、開放されます。」
冬月「ロンギヌスの槍は!?」
マコト「第一宇宙速度を突破、現在、月軌道に移行しています。」
冬月「回収は不可能に近いな…」
マコト「はい、あの質量を持ち帰る手段は、今のところ、ありません。」

マヤ「弐号機健在、グラフ正常位置。」
シゲル「機体回収は、2番ケイジへ。」
オペレータ「第67番ルートを使用してください。」
ミサト「アスカは?」
マコト「パイロットの生存は確認。汚染による防疫隔離は解除されています。」
ミサト「そう…」

シンジ「…良かったね、アスカ!」
アスカ「うるさいわね、ちっとも良くないわよ!」
アスカ「よりにもよって、あの女に助けられるなんて!あんな女に助けられるなんて…そんな事なら死んだ方がマシだったわよ!」
アスカ「嫌い嫌い、みんな嫌い、大っ嫌い!」


次回予告
使徒にとりつかれ、犯されていく零号機。その浸食からシンジを守るため、レイはみずからの死を希望する。第3新東京市とともに光と熱となり彼女は消えた。次回「涙」。


ついでの動画はこちら
新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾弐話 「せめて、人間らしく」




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