機動戦士ガンダム 第08MS小隊 第8話 全セリフ

  1. 2008/11/12(水) 00:02:17|
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機動戦士ガンダム 第08MS小隊 第8話 「軍務と理想」 全セリフ

訪れる契機。降り注ぐ戦争の雨。どこまで行っても、人の醜さは憎しみの連鎖から始まる。
人は大切なものを奪われ、憎み、相手を陥れる。だから、連鎖はとまらない。それが人、それが人間の宿命。
それでも、彼は抗う。それは叶わぬ理想なのか、愛する人を敵の中に求めるあまりの幻想か。
引き金を引けない軍人に、憎しみの心は届かない。



コジマ「ではこれより、シロー・アマダ少尉の審問会を開廷する」
シロー「…!」
コジマ「容疑はスパイ行為である!」

ギニアス「では、何もやましい事はない、というわけだ」
アイナ「ああしなければ、アプサラスは連邦の手に落ちていたでしょう」
ギニアス「…それにしても、今日は随分と女らしいいでたちなのだな」
アイナ「あ…はい。ありがとうございます」
ギニアス「まるで、恋する乙女のようだ」
アイナ「…そんなこと」
ギニアス「…」
アイナ「…!私たちは、生き残るために、あの人と協力し合っただけです」
ギニアス「ふっ…それにしては、いやに親密そうではないか?」
アイナ「くっ…!」

シロー「また…きっと逢えるよな…」
アイナ「…消しました」

ギニアス「?!」
アイナ「たとえ、敵味方に別れて戦っ」
シロー「味方に別れて戦ってはいても、いい人間はいます!分かり合えるんです!自分にはそれが」
アイナ「この愚劣な戦争での」
シロー「ただ一つの、希望だと思えます!」
MPA「くく…く…く…ぷはっはっはっはっはっ!」
コジマ「うああ…」
連邦将校「くくく…くく…あーっはっはっはっ!」
連邦将校「くっくっく」

ギニアス「ふっ…」

イーサン「少尉。一つだけ聞かせてもらいたい。今のキミに、敵を撃つ事ができるのかね?」
シロー「!自分は…自分は…自分にも、まだわかりません」
コジマ「審問会の結論を伝える。シロー・アマダ少尉!当面の間、自室にて謹慎。処分の決定を待て!これにて閉廷!」

トップ「ふ…素人が。カモフラージュのつもりかい。デル!」
デル「は!」
トップ「食いモンを手に入れるために、上の村に陽動をかける。お前は新兵を連れて、橋の方から回りな…いいね、アス。私たちは無頼じゃないんだ」
アス「能書きはいいからさあ、とにかく、なんか喰わしてくれ。隊長さんよお」
トップ「…いいね…殺すんじゃないよ」
アス「わかってますって」

キキ「わかってるね」
少女「ヒトツメ、三つ接近中!」
少年「一つは川、あとは橋の方から!」
キキ「父ちゃんに報告してきな」
少年&少女「らじゃー!」
キキ「転ぶんじゃないよ!」
少年「わかってるよ!」
少女「はああい!」
キキ「(ヤツらの目的が、会話通りなら問題はない。けど、もしあたしたちがレジスタンスだと知れたら…)」

ユーリ「お前の基地を、オデッサ勢力再編の拠点にさせてもらう」
ギニアス「なにっ?!」
ユーリ「そう怒るな、天才。戦争は所詮、陣取り合戦よ。お前のオモチャ一つで、大勢を変えられるような、ちゃちなモンじゃねえ!決戦は宇宙だ。今は一人でも多くの兵を、宇宙へあげる時なのだ。その為には、お前のところの動力源…ケルゲレンが必要だ!わかるな、ギニアス。アプサラスの開発は中止する」
ギニアス「…くく」
ユーリ「それがジオンとしての義だ。お?!」
ギニアス「戦争屋風情が、この私に義を語るか…原爆、ミノフスキー粒子、モビルスーツ。いつの世も、科学者こそが戦争の局面を変えてきたのだ」
アイナ「お兄様…!」
ギニアス「まだいたのか。独りにしてくれ…」
アイナ「でも…」
ギニアス「頼むよ…独りにしておいてくれ…」
アイナ「…んっ!」
ギニアス「頼むよ…」

村人「…!」
キキ「やめな。まだだよ。畑には入れさせないよ!」
バレスト「フフ…先に口を開いた方が負けか。我が娘ながら、モビルスーツを相手に強気にやりよる。跡継ぎとしては頼もしい限りだが…。そういえば、あの連邦の士官に付きまとっていたようだが?」
ヒゲ「まあ、色々とね。青春してまさあ」
バレスト「ほお、そうか…。あいつが、なあ。色気づきおって」
ヒゲ「東からも2機、来ましたぜ」
バレスト「よし、シメてかかれ!ここが拠点と、気取られるな!」

アス「こんな村相手に、なに手間取ってるんだ?フ…手伝ってやるぜ…おおおっと」
ノッポ「…く!」
子供「あああ…」
トップ「アス…!すまない。トラブルを起こすつもりはなかった」
キキ「?!」
トップ「我々はただ、食糧を分けてもらいたかっただけなのだ」
キキ「そんな物騒なもので攻めてこないで、初めから素直にそう言やいいんだ!」
トップ「追われる身でね。気が抜けないのさ」
キキ「…ふん!ロクなものはないよ!」
アス「こっちはモビルスーツ、下手に出る事はねえんだ…」

ミケル「…ああ…」
ロブ「あ〜、ひっでえ雨だぜ。オヤジ、ウォッカ!瓶ごと持ってこい!」
サリー「氷はいらねえ。寒くてかなわねえよ」
ロブ「隊長がジオンのスパイなんて、8小隊も大変だなあ」
ミケル「…隊長は、そんな人じゃありません」
ロブ「ま、そのおかげで任務もなく、昼間っからバーでくすぶっていられるんだ。文句はねえか」
サンダース「…!」
ロブ「おっとっとっと、勘弁してくれえ。くたびれてんだあ。その代わりによお、面白い事教えるぜ。お前たちに付きまとっていたゲリラの村な、ジオンに襲われてたぜ」
ミケル「キキの村?で、戦闘は?キキは無事なんですか?!」
ロブ「詳しいことは知らねえよ」
サリー「アンダーグラウンド・ソナーで、あそこにいるってわかっただけさ」
ミケル「そんな…なんで状況を確かめないんです!」
サリー「報告はしてあるさ!必要なら出撃命令が出るだろ」
ロブ「お前たち以外の小隊に、な」
ロブ&サリー「ふっ…はっはっはっはっはっはっは」
サンダース「貴重な情報、ありがとよ。お礼に一杯、オゴらせてもらおう」
ロブ「うっ…!」
サリー「くっ…!」
ミケル「隊長に知らせてきます!」
カレン「このヤロー!」
ジダン「おおい、小僧!手紙忘れとるぞお!」

ミケル「コジマ大隊長に、出撃の意図はないようです。その…ゲリラを守るのは任務じゃないって…」
カレン「謹慎中のあんたに知らせるのは、酷かとも思ったんだが…」
シロー「知らないでいるよりは、マシか…わかってるのか?これは軍法会議モノだぞ」
ミケル「ぐ、軍法会議い?!でも、死刑って事はないですよね?」
サンダース「仲間は、見捨てられない」
カレン「美味いサンドイッチを差し入れてもらった借りは、返さないとね」
ミケル「う…それでもキキを助けに行きたいです!」
シロー「よし!小隊長として命令する!08小隊、出撃!」
カレン&サンダース&ミケル「了解!」
ジダン「うかつな!」
カレン&サンダース&ミケル「?」
ジダン「お前たち3人が隊長命令で動けば、全ての責はこのアマちゃんにいく」
ミケル「でも…」
ジダン「そこで、これの出番となる」
カレン「…命令書?!」
ミケル「しかも、大隊長のサイン入りだ…」
ジダン「安くしといてやるわ。え?」
シロー「行くぞ」
ジダン「若いの!正面突破だけが人生じゃないぞ。時には搦め手で、世間様を味方につける事も必要なんだ…」
シロー「すまない…爺さん。今はまだ、その気になれないんだ」
カレン「アマちゃんらしいやねえ。ツケにしといてくれ」
ミケル「お金は必ず払います」
サンダース「恩にきる」
ジダン「…世話の焼けるこった。いい兵隊にはなれんな…」

カレン「なんでモビルスーツ相手の作戦なのに、私たちがこんなに離れた所で待機なんだい?」
サンダース「…さあ。隊長に何か考えがあるんだろう」
カレン「ヘッ…お手並み拝見といこうかねえ」

シロー「カレン!サンダース!聞こえるか!」
カレン&サンダース「はい!」
シロー「オレが合図したら、敵モビルスーツを狙撃してほしい」
サンダース「了解!では、射程内に移動します」
シロー「いや、そこから狙撃して欲しい」
カレン「ちょ…ちょっと!ここからあの村は、10キロ近くあるんだよ!相手は核融合炉を積んでるんだ。狙いが2メートルずれたら…」
シロー「カレン。あれだけ村に入り込まれては、モビルスーツで攻め込むわけにはいかない。ミケル!とめろ!…く!」
カレン「せめてもう2キロ!接近させてください」
シロー「ダメだ!7小隊はそこからザクを探知した」
カレン「でも、敵が同スペックとは…」
シロー「村人が、人質に取られてるも同然なんだ!こっちから戦端を開くようなマネは、できない!」
カレン「ち…」
サンダース「核融合炉が爆発したら、敵味方なく全滅だ」
シロー「わかっている。最悪、オレが1機を行動不能にする。他2機を頼む!」
カレン「できるんですか?!対戦車砲なんかで」
シロー「パイロットには…パイロットの戦い方がある!助かった。ミケルは、ここで通信を確保したのち、ホバーで待機!」
ミケル「隊長!審問会ぐらいの事で、あのお…自殺なんか似合いませんよお!いつもみたいに命令してくださいよ!全員、生きて帰れって…」

デル「大丈夫だ。何もしやしない」
少年「これ…ジオンの薬莢だろ?もらっていいの?」
デル「美味いメシを喰わせてもらった礼だ」
少年「おっちゃん、ありがとー!」

アス「ばあっかじゃねえのお。子供なんか手なずけたって、何の得にも…ん?」
キキ「メシだよ」
アス「ちょっとアオいが…贅沢は言ってらんねえか」
キキ「う…ああ」
トップ「ん?」
キキ「ああっ!」
ヒゲ「ああ?!」
トップ「アス!やめな!」
アス「…あんたにやれんのかよお」
トップ「戦死にはしておいてやる…」
アス「…わかったよ…降ろしゃいいんだろ?ただ、メシをいただいてからな」
キキ「このお!」
アス「うぐっ!」
キキ「わあああああっっっ!!」
ヒゲ「お嬢さん!」
バレスト「いかん!報復のために、村を戦場にするな!チャンスを待て!」
ヒゲ「ええいっ!」
アス「…んんっ!ざまあみやがれ!へへへへ…」
ノッポ「死ね!」

ミケル「始まった…」
サンダース「くっそう…」
カレン「ちっ!最大望遠でこれかい!歯がゆいねえ…」

バレスト「バカがっ!早まりおって…こうなったら生きて帰すな!」
トップ「こいつら、ゲリラだ!とんでもない所に、食いモンをもらいに入っちまった!デル、長居は無用だ。脱出する!」
デル「は!アスは?」
トップ「忘れな!援護をする。ジャンプできるか!」
デル「は!一度だけならなんとか…」
ヒゲ「逃がすかいっ!」
デル「後ろか?!」
ヒゲ「ひいいいっっ!」
バレスト「うおっ…!」
デル「くっそう!脱出させない気か?!」

シロー「…大丈夫か?!」
キキ「シ…ロー…。あんた、生きてたの…?は?!あ…あたし…」
シロー「ここも危ない!動けそうか?イテっ!」
キキ「…!あんた…あたしを守ってる?」
シロー「オレには…これぐらいしか、応えてあげられないから…」
キキ「平気だよ!…うあっ!」

キキ「…あ…ヒトツメが!なんで?あ!家が!父さん…とおさーんっ!!」

トップ「何考えてる!私たちを脱出させなけりゃあ、村が戦場になるってのに!」
チビ「生きて帰さねえ!」

シロー「女子供は、村を脱出!戦える者は、ヤツらを川へ追い込んでくれ!」
ノッポ「川?!まさかヤツらを逃がす気じゃあ…」
シロー「このままでは村は全滅する!」
ノッポ「ヘッ!それで仇が討てるんなら、構やしねえ!」
シロー「彼らだって、生きるために必死なだけだ!」
ゲリラ「貴様ら連邦のアマちゃんに何がわかる!」
ノッポ「ヤツらを皆殺しにするまでおさまらねえ!」
シロー「…キキも、同じ考えなのか?」
キキ「あたし…父さんの仇が討ちたい!」
ゲリラたち「うおおおおおおおおっ!」
シロー「青臭い…理想論か…それでもオレは、ザクのパイロットを助けたいと思ってる!」
ノッポ「なあに訳のわかんねえ事言ってやがる!」
キキ「シロー…」

シロー「カレン!サンダース!ビームライフル、スタンバイ!」
カレン「…」
サンダース「…はあ…」

シロー「う…くっ…!」
トップ「うわ?!あっ!」
シロー「ってえええええっっ!」

カレン「ん…!」
デル「隊長!ビーム…なのか…。んん?!」
カレン「サンダース!コンマ2度左へずれる!」
サンダース「う…」

シロー「これ以上の戦闘は無意味だ!投降しろ!命は助ける!」
トップ「…デルまで…!ゲリラ風情が!」
シロー「…!んっ!」
トップ「ううっ!」
シロー「…投降しろ。あ?!」
トップ「うっ!」
シロー「…やめろ…ダメだ!」
トップ「うううううううううっっ!」
シロー「対人兵器?!引き返せー!」
ゲリラたち「うわああああああああっっ!」
シロー「もう…いい!」
ゲリラたち「ううう…ううう…」
トップ「とどめえっ!」
シロー「やめてくれええええっっっ!!」

イーサン「キミに、敵を撃つ事ができるのかね?」

シロー「…」

村人たち「うう…うう…」
シロー「何もできなかった…村人を救う事も…自分の言葉を証明する事さえ…」
キキ「そんな事…ねえよ!あんたが来なけりゃ、全滅したっておかしかあなかったんだ!」
シロー「キキ…」
キキ「こっち来るなっ!今優しくされたら…うううっ…。ありがとよ…」


次回予告
エレドアが復帰した08小隊に下った新たな命令は、敵陣深く進攻する空挺作戦だった。初めての空中戦に戸惑うカレン。どこか様子のおかしいサンダース。そしてオレは…まだ迷っていた…。しかし、その甘さが小隊を窮地に陥れてしまう!次回、機動戦士ガンダム第08MS小隊「最前線」


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